ジョン・ウィック:コンセクエンス
John Wick: Chapter 4
(アメリカ・ドイツ 2023)
[製作総指揮] デヴィッド・リーチ/マイケル・パセオーネック/キアヌ・リーヴス/ルイーズ・ロスナー
[製作] ベイジル・イワニク/エリカ・リー/チャド・スタエルスキ/クリストフ・フィッサー/ヘニング・モルフェンター/チャーリー・ウーブケン/ディアラ・アル・ライエ/ラファエル・ベノリエル/ユカ・カトウ/フアード・カリル
[監督] チャド・スタエルスキ
[脚本] デレク・コルスタッド/シェイ・ハッテン/マイケル・フィンチ
[音楽] タイラー・ベイツ/ジョエル・J・リチャード
[撮影] ダン・ローストセン
[ジャンル] アクション/クライム/スリラー
[シリーズ]
ジョン・ウィック(2014)
ジョン・ウィック:チャプター2(2017)
ジョン・ウィック:パラベラム(2019)
ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023)
キャスト

キアヌ・リーヴス
(ジョン・ウィック)
ビル・スカルスガルド (ヴァンサン・ビセ・ド・グラモン侯爵)
ドニー・イェン (ケイン)
マルコ・サロール (チディ)
クランシー・ブラウン (告知人)
スコット・アドキンス (キーラ・ハルカン)
ナタリア・テナ (カティア)
ジョージ・ゲオルギウ (首長)
イアン・マクシェーン (ウィンストン)
ランス・レディック (シャロン)

真田広之
(シマヅ・コウジ)
リナ・サワヤマ (シマヅ・アキラ)
田代良徳 (用心棒の力士)
住洋樹 (用心棒の力士)

ローレンス・フィッシュバーン
(バワリー・キング)
シャミア・アンダーソン (トラッカー/ミスター・ノーバディ)
概要
『ジョン・ウィック: コンセクエンス』(John Wick: Chapter 4)は、2023年公開のジョン・ウィックシリーズ第4作。監督はチャド・スタエルスキ、主演はキアヌ・リーヴス。前作『ジョン・ウィック: パラベラム』の続編であり、ジョンが主席連合(ハイ・テーブル)との最終決戦に挑むというシリーズ最大級のアクション映画となった。上映時間はシリーズ最長の169分。
ストーリー
主席連合(ハイ・テーブル)の粛清を逃れたジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)は、裏社会の王バワリー・キング(ローレンス・フィッシュバーン)の協力を得て復讐の準備を進める。彼は主席連合の影響力を削ぐため、モロッコに渡り、主席連合の最上位にある首長を暗殺。しかし、この行為はさらに主席連合の怒りを買い、新たな敵、グラモン侯爵(ビル・スカルスガルド)がジョンの抹殺を命じる。
侯爵はジョンの古くからの友人である盲目の暗殺者ケイン(ドニー・イェン)に彼を狩るよう命じ、同時にニューヨークのコンチネンタル・ホテルを爆破し、支配人ウィンストン(イアン・マクシェーン)を失脚させる。
ジョンはかつての仲間たちを頼り、日本・大阪のコンチネンタルへ向かう。そこでは支配人シマズ(真田広之)と彼の娘アキラ(リナ・サワヤマ)がジョンをかくまうが、主席連合の追手が迫る。壮絶な戦闘の末、シマズは殺され、ジョンはアキラに父の仇を討つよう託し逃亡する。
ジョンは主席連合のルールを逆手に取り、決闘を申し込み侯爵を直接討つことを計画。決闘を成立させるため、彼はかつての家族・ルスカ・ロマ(ロシアの犯罪組織)に戻り、正式な権利を取り戻す。
決闘の舞台はパリのサクレ・クール寺院。ジョンは侯爵の代理として立ちはだかるケインと対決するが、最後の一撃を侯爵自身が決めようとした瞬間、ジョンは彼を射殺。主席連合との因縁に終止符を打つ。
しかし、ジョンは重傷を負い、パリの朝焼けの中で倒れる。彼の最後の言葉は「ヘレン…」。ウィンストンとバワリー・キングはジョンの墓を訪れ、「自由の身になった」と彼を称えるのだった。
エピソード
ドニー・イェンの盲目アクション
ケイン役のドニー・イェンは、視覚障害を持つキャラクターをリアルに演じるため、特別な訓練を受けた。
大阪コンチネンタルの和風デザイン
日本の伝統的な旅館とモダンなホテルを融合させたデザインが特徴。
真田広之とキアヌの再共演
『47RONIN』以来の共演で、真田は「ジョン・ウィックの世界観に魅了された」と語った。
階段バトルの衝撃シーン
ジョンがモンマルトルの階段を転げ落ちるシーンはCGなしで撮影され、キアヌは実際に何度も階段を転がった。
全シリーズで最多の殺人数
ジョン・ウィックが劇中で倒した人数は140人以上。
サクレ・クール決闘は西部劇オマージュ
ドローンを使ったカメラワークで西部劇の決闘シーンのように演出。
ビル・スカルスガルドの侯爵役
「最も卑劣な敵」となるよう、冷酷で優雅なフランス貴族を意識して演じた。
シャンデリアバトルは生演奏付き
クラブでの戦闘シーンは、DJが実際に音楽を演奏しながら撮影。
ジョンの愛車が復活
シリーズで失われたフォード・マスタングが一瞬だけ登場し、彼の過去を象徴。
スタントの数が過去最多
本作のスタントマンは100人以上で、シリーズ最大規模。
犬がまた活躍
ケインと共闘する新たな犬が登場。
ウィンストンの正体は…?
「ジョンの父親説」がファンの間で話題に。
銃弾の雨とトップダウン視点
燃える弾丸を撃つ「ドラゴンズブレス」ショットガンを使うシーンは、ゲーム『ホットライン・マイアミ』の影響を受けた。
ジョンの死亡は本当か?
墓のシーンの後、彼の生存を示唆する演出があり、続編の可能性が残されている。
トルコのスーツ職人の登場
防弾スーツの仕立て屋が登場し、「暗殺者のファッション」がより洗練された。
コンチネンタル・ホテルのスピンオフ
本作の成功を受けて、TVドラマ『ザ・コンチネンタル』が制作決定。
キアヌはシリーズを終えるつもりだった
しかし「ファンが望めば、まだ演じる」とインタビューで発言。
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