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フラッド Hard Rain 1998 |キャスト・あらすじ【ネタバレ】| クリスチャン・スレーター | モーガン・フリーマン

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街全体が巨大な水槽と化す! 迫り来る濁流と銃弾の中、現金300万ドルを奪い合う究極の極限水上サスペンス!

フラッド
Hard Rain
(アメリカ 1998)

[製作総指揮] アリソン・リオン・セーガン
[製作] イアン・ブライス/マーク・ゴードン/ゲイリー・レヴィンソーン/アート・レヴィンソン/クリスチャン・スレイター
[監督] ミカエル・ソロモン
[脚本] グラハム・ヨスト
[撮影] ピーター・メンジスJr.
[音楽] クリストファー・ヤング
[ジャンル] アクション/パニック

キャスト

エドワード・アスナー (チャーリー)
マイケル・A・ゴーギャン (ケニー)
ダン・フローレック (メーラー)
リッキー・ハリス (レイ)
マーク・ロールストン (ウェイン)
ピーター・マーニック (フィル)
ウェイン・デュヴァル (ハンク)
リチャード・A・ディサート (ヘンリー)
ベティ・ホワイト (ドリーン)




ストーリー

記録的な大雨に見舞われ、ダムの決壊の危機に瀕したインディアナ州の町。避難勧告が出され、静まり返ったゴーストタウンの中、警備員のトムと叔父のチャーリーは、銀行の現金300万ドルを積んだ装甲車で輸送を急いでいた。しかし、冠水した道路で車が立ち往生したその瞬間、ジム率いる武装強盗団の襲撃を受ける。

激しい銃撃戦の末、叔父のチャーリーは射殺される。トムは間一髪で現金の袋を隠し、ボートを使って濁流の中へと逃げ込んだ。ジムたちは現金を求めて執拗にトムを追跡する。トムは途中で、町の家屋を修復するために残っていた女性カレンに助けられ、さらに地元のマイク保安官に救援を求めた。しかし、事態は最悪の方向へと転がる。正義の味方だと思っていた保安官たちは、多額の現金を目の当たりにして本性を現し、金を横取りしようと画策し始めたのである。

トムとカレンは、冷酷な強盗団ジム一味と、背後から牙を剥く汚職警官グループの双方から狙われる四面楚歌の状態に陥る。浸水によって天井まで水が迫る教会や、水上バイクが猛スピードで駆け抜ける狭い校舎の廊下など、閉鎖的な空間で壮絶な死闘が繰り広げられる。

ついに限界を迎えたダムが決壊し、巨大な鉄砲水が町を襲う。凄まじい濁流がすべてを飲み込む中、欲に駆られたジムの仲間や汚職警官たちは、水に飲まれ、あるいは内輪揉めの末に次々と命を落としていく。最後には、激流を生き延びたトム、カレン、そして強盗団のリーダーであるジムの3人が対峙することとなる。

ジムは最後まで現金の入ったバッグを執拗に追うが、そこへしぶとく生き残っていた強欲な保安官が再び姿を現す。保安官が背後から無防備なトムを射殺しようとした瞬間、ジムは一瞬の迷いを見せた後、保安官に向けて引き金を引き、トムの命を救った。

ジムは激闘を繰り広げたトムに対して奇妙な敬意を払うような視線を向け、手近にあった現金の一部を手にすると、ボートを走らせて闇夜へと消えていった。翌朝、水が引き始めた町で、トムとカレンは生還の喜びを噛みしめる。ジムが持ち去ったわずかな分け前を除き、大部分の現金は無事に回収され、長く過酷な「嵐の一夜」はついに終わりを告げたのだった。

エピソード・背景

  • モーガン・フリーマンの「プロの悪党」
    本作のジムは、単なる冷酷な殺人鬼ではなく、独自の美学を持つプロの犯罪者として描かれています。モーガンはこの役を演じる際、「ジムは必要以上の暴力は振るわない男だ」と考え、キャラクターに深みを持たせました。そのため、最後に主人公を助ける展開にも説得力が生まれています。
  • 莫大な水を使った撮影
    舞台となる町は、カリフォルニア州の航空機格納庫の中に作られた巨大なセットです。数百万リットルの水が注ぎ込まれ、俳優たちは数ヶ月間、毎日水に浸かりながらの撮影を強いられました。クリスチャン・スレーターは「一日中ふやけていたよ」と当時を振り返っています。
  • クリスチャン・スレーターのスタント
    主人公を演じたスレーターは、多くの水上アクションを自らこなしました。特に水上バイクでのジャンプや水中での格闘シーンは、撮影環境が非常に寒く、低体温症と戦いながらの過酷な現場だったそうです。
  • タイトルの変更
    原題は当初『The Flood(洪水)』でしたが、同時期に公開された他作品との兼ね合いや、よりアクション映画らしい響きを求めて『Hard Rain』に変更されました。日本ではそのまま『フラッド』として公開されています。
  • ミニー・ドライヴァーの奮闘
    カレン役のミニー・ドライヴァーは、当時『グッド・ウィル・ハンティング』で注目されたばかりでしたが、本作では泥水に潜り、手錠で繋がれたまま水没しかけるなど、体当たりの演技を見せてスタッフを驚かせました。


まとめ:作品が描いたもの

本作は、自然災害という抗えない脅威を背景に、「極限状態での人間の本性」を浮き彫りにしたエンターテインメント作品です。迫り来る水の恐怖が、金の亡者たちの欲望をより一層際立たせています。

見どころは、やはりモーガン・フリーマンとクリスチャン・スレーターの奇妙な関係性です。敵対しながらも、どこか互いの実力を認め合っているような空気感は、モーガンの持つ独特の品格があってこそ成立しています。単なるパニック映画に留まらず、手に汗握る駆け引きが楽しめる良質なアクション・サスペンスと言えるでしょう。

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