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[女優] クララ・ボウ Clara Bow 出演作品一覧|プロフィール|エピソード

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クララ・ボウ
Clara Bow

1905年7月29日、アメリカ・ニューヨーク生まれ。
1965年9月26日、アメリカ・カリフォルニア・ロサンゼルスで死去(心臓発作)。享年60歳。
身長161cm。
父は日雇職人、母は精神病を患っていた。
電話交換手として働いていた時、写真美人コンテストで優勝し、映画界へ。
“イット・ガール”として一世を風靡したが、私生活ではトラブル続きで、精神科医の妻から不倫裁判を起こされたり、クビにした元秘書から訴えられ、アルコール・ドラッグ・男のスキャンダルで騒がれ、人気を落とした。

今回は、1920年代の狂騒の時代を象徴する究極の「It Girl(イット・ガール)」、クララ・ボウをご紹介します。

彼女は、それまでの清純派ヒロインのイメージを打ち破り、自由で、奔放で、エネルギーに満ち溢れた現代的な女性像を確立しました。赤い髪と大きな瞳、そして誰にも真似できない独特のカリスマ性で、世界中の若者たちを熱狂させた、サイレント映画期最大のセックスシンボルです。


時代のアイコン、永遠のイット・ガール。クララ・ボウが放った「魂の輝き」

クララ・ボウの魅力は、計算ではない「本能的な生命力」にあります。

彼女がスクリーンに登場するだけで、その場の空気がパッと明るく、刺激的に変わる。そんな天性の才能を彼女は持っていました。代表作のタイトルから取られた「It(イット)」という言葉は、「理屈では説明できない、人々を惹きつけてやまない魅力」を指すようになり、彼女はその代名詞となったのです。


✦ PROFILE & BACKGROUND

  • 本名:クララ・ゴードン・ボウ
  • 生涯:1905年7月29日 ~ 1965年9月27日(享年60歳)
  • 出身:アメリカ・ニューヨーク州ブルックリン
  • 背景:極貧の家庭に生まれ、精神を病んだ母親との生活という過酷な幼少期を過ごしました。16歳の時、雑誌の美人コンテストで優勝したことをきっかけに映画界入り。瞬く間にトップスターへと登り詰めました。
  • 功績:フラッパー(1920年代の自由な女性たち)の象徴的存在。彼女のスタイルは、当時のファッションやメイクに革命を起こしました。


1. 彼女こそが「It」:あれ(It)

彼女の代名詞となった作品。デパートの売り子でありながら、持ち前の魅力で御曹司を虜にするヒロインを演じました。この映画の大ヒットにより、「Itを持つ女性」という言葉が世界的な流行語になり、彼女は名実ともに時代の女王となりました。

2. 空を駆ける情熱:つばさ

第1回アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた航空アクションの傑作。戦争へ向かう幼馴染を健気に、そして情熱的に愛する女性を演じました。華やかなフラッパーとしての顔だけでなく、確かな演技力を持っていることを世に見せつけた一作です。


🎭 クララ・ボウを巡る珠玉のエピソード集

伝説の「It」の定義

原作者のエリノア・グリンは、クララを評して「It(それ)を持っている。それは知性や美貌とは関係なく、抗いようのない惹きつける力のことよ」と語りました。彼女以前にも美しい女優はたくさんいましたが、クララほど「親しみやすさ」と「官能性」を同時に備えたスターはいませんでした。

キューピッドの唇(ボウ・リップ)

彼女のトレードマークである、上唇をキュッと山形に強調したメイクは「ボウ・リップ」と呼ばれ、当時の女性たちの間で大流行しました。また、彼女の赤毛も注目の的で、彼女に憧れて髪を赤く染める女性が街に溢れたといいます。

「マイク」を怖がった悲劇の女王

サイレント時代には絶大な人気を誇りましたが、トーキー(発声映画)への移行は彼女にとって大きな試練でした。ブルックリン訛りの強い声を気にするあまり、撮影現場のマイクに恐怖を感じるようになり、精神的なプレッシャーが彼女を追い詰めていきました。

本物の「愛」を求めた波乱の私生活

スクリーンの中では自由奔放な彼女でしたが、私生活では常に孤独と戦っていました。共演者との浮名が絶えず、マスコミの格好の標的となりましたが、それは幼少期の愛情不足を埋めるための必死の行動だったとも言われています。

潔すぎる引退と牧場での生活

スキャンダルや精神的疲労が重なり、1933年にわずか28歳で映画界を引退。カウボーイ俳優のレックス・ベルと結婚し、ネバダ州の広大な牧場で静かな生活を選びました。スターとしての華やかな場所よりも、彼女は穏やかな家庭の安らぎを求めたのです。

現代に続く「イット・ガール」の源流

現在もファッション業界や芸能界で使われる「イット・ガール」という言葉のルーツはすべて彼女にあります。マリリン・モンローやマドンナ、そして現代のインフルエンサーたちに至るまで、彼女が切り拓いた「自分らしく、自由に生きる女性像」の系譜は続いています。

1週間に4万5千通のファンレター

全盛期の彼女の人気は凄まじく、スタジオには毎週山のようなファンレターが届きました。その数は当時、世界中のどのスターよりも多かったと言われており、彼女がいかに大衆に愛されていたかを物語っています。


📝 まとめ:狂騒の時代を駆け抜けた、赤毛の彗星

クララ・ボウは、たった数年間の全盛期で、100年後の未来にまで届く「自由の象徴」を打ち立てた不世出のスターです。

彼女は、古い価値観に縛られていた女性たちに、短い髪、短いスカート、そして何より「自分の意志で楽しむ」というスタイルを提示しました。過酷な生い立ちを跳ね返すような彼女のまばゆい笑顔は、今もスクリーンの向こう側で、鮮烈な光を放ち続けています。





[出演作品]



1922   17

虹の大空  Beyond the Rainbow

1923   18

船に打ち乗り海原指して  Down to the Sea in Ships
女性の敵  Enemies of Women
春来りなば  Maytime

1924   19

楽園の毒草  Poisoned Paradise
玉を抱いて罪あり  Daughters of Pleasure
酒!  Wine
叔父さん征伐  Helen’s Babies
我が戀棄てゝ  This Woman
電光娘  Black Lightning

1925   20

命を賣る男  Capital Punishment
恋の鐵条網  Eve’s Lover
紅の大空  The Scarlet West
当世女大學  Kiss Me Again
昇天の意気  The Best Bad Man
古代の船人  The Ancient Mariner

1926   21

青春の喜び  Fascinating Youth
モダンガールと山男  The Runaway
人罠  Mantrap
猿飛びカンター  Kid Boots

1927   22

あれ  It


赤ちゃん母さん  Children of Divorce
乱暴ロージー  Rough House Rosie
つばさ  Wings


フラ  Hula
恋人強奪  Get Your Man

1928   23

暗黒街の女  Ladies of the Mob
赤い髪  Red Hair
艦隊入港  The Fleet’s In
三週間  Three Weekends

1929   24

底抜け騒ぎ  The Wild Party
曲線悩まし  Dangerous Curves
恋のデパート  The Saturday Night Kid

1930   25

パラマウント・オン・パレイド  Paramount on Parade
アイスクリーム艦隊  True To The Navy
高等恋愛術  Love Among the Millionaires
女房盗塁  Her Wedding Night

1931   26

女給と強盗  No Limit
キック・イン  Kick In

1932   27

ミス・ダイナマイト  Call Her Savage

1933   28

フープラ  Hoop-La


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