リリアン・ギッシュ
Lillian Gish
1893年10月14日、アメリカ・オハイオ・スプリングフィールド生まれ。
1993年2月27日、アメリカ・ニューヨークで永眠。享年99歳。
本名リリアン・ド・ギーシュ。
身長164cm。
妹は喜劇女優のドロシー・ギッシュ。
先祖は第12代大統領ザカリー・テイラー。
母も女優。
早くから子役として活躍していた。
22歳の時「國民の創生」でスターになる。
ドロシーの主演作の監督も務めた。
結婚歴なし。
リリアン・ギッシュは、アメリカ映画界を代表する女優であり、映画の黎明期から活躍した伝説的な存在である。
オハイオ州スプリングフィールドで生まれ、幼少期から舞台に立つ生活を送った。
1912年に映画監督D・W・グリフィスと出会い、彼の作品に出演することで映画女優としてのキャリアが開花した。
グリフィスの手がけた『國民の創生』(1915年)や『イントレランス』(1916年)などの作品で主演し、その繊細で表現力豊かな演技で多くの観客を魅了した。
特に『嵐が丘』(1920年)での演技は、彼女の才能を広く認めさせることとなった。
サイレント映画からトーキー映画への移行期にも、彼女の人気は衰えることなく、『風』(1928年)や『夜の悪魔』(1945年)などの作品に出演し続けた。
彼女の演技は常に品位と深い感情を持ち、映画芸術の発展に大きく貢献した。
晩年も映画やテレビ、舞台で活躍し続け、1993年に99歳で亡くなるまでその魅力を保ち続けた。
リリアン・ギッシュの業績は、映画史において不朽のものとなり、後世の俳優たちに多大な影響を与え続けている。
[出演作品]
1912 19歳
牧場の春 In the Aisles of the Wild
1913 20歳
母の心 The Mothering Heart
1914 21歳
アッシリアの遠征 Judith of Bethulia
1915 22歳
清き心 Enoch Arden
1916 23歳
ダフネと海賊 Daphne and the Pirate
暴風の後 Sold for Marriage
イントレランス Intolerance
1918 25歳
世界の心 Hearts of the World
偉大なる愛 The Great Love
人類の春 The Greatest Thing in Life
1919 26歳
幸福の谷 A Romance of Happy Valley
散りゆく花 Broken Blossoms or The Yellow Man and the Girl
スージーの真心 True Heart Susie
大疑問 The Greatest Question
1920 27歳
亭主改造 Remodeling Her Husband(監)
東への道 Way Down East
1921 28歳
嵐の孤児 Orphans of the Storm
1923 30歳
ホワイト・シスター The White Sister
1924 31歳
ロモラ Romola
1925 32歳
ベン・ハー Ben Hur
1926 33歳
ラ・ボエーム La Bohème
真紅の文字 The Scarlet Letter
1927 34歳
アニー・ローリー Annie Laurie
The Enemy
1928 35歳
風 The Wind
1930 37歳
白鳥 One Romantic Night
1933 40歳
彼の二重生活 His Double Life
1942 49歳
暁の勝利 Commandos Strike at Dawn
1946 53歳
初恋時代 Miss Susie Slagle’s
白昼の決闘 Duel in the Sun
1948 55歳
1955 62歳
蜘蛛の巣 The Cobweb
狩人の夜 The Night of the Hunter
1958 65歳
私に殺された男 Orders to Kill
1960 67歳
許されざる者 The Unforgiven
1966 73歳
歌声は青空高く Follow Me, Boys!
1967 74歳
危険な旅路 The Comedians
消えた拳銃 Warning Shot
1978 85歳
1983 90歳
ハンボーン Hambone and Hillie
1986 93歳
くたばれ! ハリウッド Sweet Liberty
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