ブリキの太鼓
Die blechtrommel
(西ドイツ・フランス・ポーランド・ユーゴスラヴィア 1979)
[製作] フランツ・サイツ/アナトール・ドゥマン
[監督] フォルカー・シュレンドルフ
[原作] ギュンター・グラス
[脚本] フォルカー・シュレンドルフ/フランツ・サイツ/ギュンター・グラス/ジャン・クロード・カリエール
[撮影] イゴール・ルター
[音楽] モーリス・ジャール/フレドリック・メイヤー
[ジャンル] ドラマ
[受賞]
アカデミー賞 外国語映画賞
カンヌ映画祭 グランプリ
LA批評家協会賞 外国語映画賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー 外国語映画賞
ダヴィッド・ベネント (オスカル)
マリオ・アドルフ (アルフレート)
アンゲラ・ヴィンクラー (アグネス)
カタリナ・タルバック (マリア)
ダニエル・オルブリチスキー (ジャン)
ティナ・エンゲル (アンナ(少女))
ベルタ・ドリュース (アンナ(老女))
幼い少年オスカルは、3歳の誕生日に自らの成長を止めることを決意し、以後は成長せずにブリキの太鼓を打ち鳴らして過ごす。彼の鋭い叫び声はガラスを割る力を持ち、ナチス・ドイツ下の時代を背景に、彼は周囲の大人たちや社会の偽善と狂気を見つめ続ける。オスカルの視点を通して、家族や時代の矛盾、戦争の悲劇が鮮烈に描かれ、彼の太鼓の音はそれらに対する反抗と抵抗の象徴となっている。物語は、彼の異常な成長停止と周囲の混乱を重ね合わせ、時代の狂気を象徴的に表現する。
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