エル・ファニング
Elle Fanning

1998年4月9日、アメリカ・ジョージア州コンヤーズ生まれ。
身長175cm。
父は元野球選手、母はテニス選手。
姉はダコタ・ファニング。
2歳からキャリアスタートし、3歳の時、姉ダコタの幼少期の役でデビュー。
今回は、天使のような透明感と、役になりきる凄まじい執念を併せ持つ若き至宝、エル・ファニングを紹介します。
柔らかな光を纏い、人間の深淵を覗き込む。変幻自在な感性で映画を呼吸させるエル・ファニング
スクリーンの向こう側で、彼女が瞳を揺らすだけでその場の空気が一変する。エル・ファニングは、妖精のような可憐さを持ちながら、時に毒を孕み、時に狂気さえも美しく演じ切る俳優です。子役時代から一人の独立した演者として現場に立ち続けてきた彼女の芝居には、豊かなキャリアに裏打ちされた揺るぎない知性と、少女のような無垢な情熱が同居しています。
✦ PROFILE & BACKGROUND
- 本名:メアリー・エル・ファニング
- 生年月日:1998年4月9日
- 生誕地:アメリカ合衆国、ジョージア州コニヤーズ
- 身長:175cm
- ルーツ・家庭環境:
- アスリート一家の芸術肌:父は元マイナーリーグの野球選手、母は元テニスプレーヤーというスポーツ一家に生まれました。しかし、姉のダコタと共に演技の世界へ進むことを決意。幼少期から、アスリートが試合に挑むような並外れた集中力を、演技という表現に向けてきました。
- 姉の影を超えて:映画『アイ・アム・サム』で姉ダコタ・ファニングの演じた役の幼少期役としてデビュー。長らく「ダコタの妹」と呼ばれてきましたが、ソフィア・コッポラ監督の『SOMEWHERE』で見せた瑞々しい演技で、一人の独立した俳優としての評価を不動のものにしました。
- 独学の天才:多くの実力派俳優が演劇学校で学ぶ中、彼女は現場の第一線で監督や共演者からすべてを吸収してきました。「教科書がないからこそ、どんな色にも染まれる」という自由な感性が、彼女の最大の武器となっています。
- グス・ウェナーとの交際:『ローリング・ストーン』誌を創刊したヤン・ウェナーの息子、グス・ウェナーとの交際が報じられています。文化的な関心を共有できるパートナーと共に、落ち着いた私生活を送ることを好む成熟した一面を持っています。
- アスリート一家の芸術肌:父は元マイナーリーグの野球選手、母は元テニスプレーヤーというスポーツ一家に生まれました。しかし、姉のダコタと共に演技の世界へ進むことを決意。幼少期から、アスリートが試合に挑むような並外れた集中力を、演技という表現に向けてきました。
🎥 主な出演作品
1. SOMEWHERE (2010)
スターの父親と短い夏を過ごす娘、クレオを演じました。
- 役作りの背景: ソフィア・コッポラ監督に見出された本作。華やかな生活の裏にある空虚さを、言葉ではなく佇まいだけで表現。スケートシーンで見せた無垢な姿は、世界中の映画ファンを虜にしました。
2. SUPER 8/スーパーエイト (2011)
自主映画製作に熱中する少年たちの憧れの少女、アリスを演じました。
- 役作りの背景: 当時13歳。劇中劇での「芝居の芝居」のあまりの巧さに、J・J・エイブラムス監督を驚愕させました。子供から大人へと移り変わる瞬間の、脆さと力強さを見事に体現しました。
3. マレフィセント (2014)
呪いをかけられた王女、オーロラ姫を演じました。
- 役作りの背景: アニメーションから抜け出したような透明感で、慈愛に満ちた姫を熱演。アンジェリーナ・ジョリー演じるマレフィセントとの対照的な美しさで、古典的な物語に新たな生命を吹き込みました。
4. ネオン・デーモン (2016)
美しさを武器にファッション界を駆け上がるモデル、ジェシーを演じました。
- 役作りの背景: それまでの「純真」なイメージを覆し、野心に溺れていく狂気を熱演。極彩色の映像の中で、冷徹な美しさを放つ彼女の姿は、まさに新時代のアイコンとしての地位を決定づけました。
5. THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~ (2020 – 2023)
ロシアの女帝、エカチェリーナ2世を演じました。
- 役作りの背景: 製作総指揮も兼任。世間知らずの少女が、冷酷な政治の世界で権力を掌握していく過程を、ブラックユーモアたっぷりに演じました。彼女のキャリアにおいて、コメディエンヌとしての才能も開花させた重要な一作です。
6. 名もなき者(2024)
ボブ・ディランの若き日を描いた作品で、シルヴィ・ルッソを演じました。
- 役作りの背景: ティモシー・シャラメ演じるディランの恋人役として、1960年代の熱狂と葛藤を体現。実在の人物の精神を汲み取りつつ、時代に翻弄される女性の繊細な感情を深みを持って描き出しました。
📜 エル・ファニングを巡るエピソード
1. スリープオーバーでの役作り
『SOMEWHERE』の撮影前、父親役のスティーヴン・ドーフと打ち解けるために、実際に数日間一緒に過ごしたり、彼を車で学校まで送らせたりしたそうです。役同士の「距離感」を肌で感じることを大切にする姿勢は、当時から変わりません。
2. ファッションへの深い造詣
「レッドカーペットの女王」と呼ばれるほど、ファッションを楽しむことで知られています。ヴィンテージドレスから最新モードまで着こなし、カンヌ国際映画祭では審査員を史上最年少で務めるなど、映画とファッションの架け橋となる存在です。
3. 役ごとの「香水」
役を演じる際、そのキャラクターに合わせた香水をつける習慣があります。嗅覚からその人物の記憶や感情にアクセスすることで、撮影現場に入った瞬間にスイッチを切り替えるプロフェッショナルな工夫です。
4. 姉ダコタとの絆
かつては比較されることもありましたが、今では二人で製作会社を立ち上げるなど、最高のビジネスパートナーであり親友です。「ライバルではなく、唯一無二の理解者」として互いを支え合っています。
5. 現場での「お茶目」な素顔
シリアスな役を演じていても、カットがかかれば現場を明るく盛り上げるムードメーカー。特に『THE GREAT』の現場では、共演者のニコラス・ホルトといたずらを仕掛け合うなど、ユーモアを忘れない人柄がスタッフに愛されています。
6. ハリウッドへの冷静な視点
幼い頃からこの業界に身を置きながらも、常に「普通の感覚」を失わないように努めています。名声に溺れることなく、地元の友人を大切にし、自分のペースでキャリアを構築する冷静さが、彼女の長生きするキャリアを支えています。
受賞・ノミネート歴
| 年度 | 賞名 | 部門 | 対象作品 | 結果 |
| 2011 | 放送映画批評家協会賞 | 若手俳優賞 | 「SUPER 8/スーパーエイト」 | ノミネート |
| 2013 | 英国インディペンデント映画賞 | 主演女優賞 | 「ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界」 | ノミネート |
| 2021 | ゴールデングローブ賞 | 主演女優賞(ドラマ部門) | 「THE GREAT」 | ノミネート |
| 2022 | ゴールデングローブ賞 | 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門) | 「THE GREAT」 | ノミネート |
| 2022 | エミー賞 | 主演女優賞(コメディ部門) | 「THE GREAT」 | ノミネート |
📝 まとめ
エル・ファニングは、キャリアの長さに関わらず、常に「ごっこ遊び」の延長線上にあるような純粋な好奇心を持ってカメラの前に立ち続けています。演劇学校でのメソッドではなく、現場で培った「本能」で役を捉える彼女の芝居には、理屈ではない説得力があります。
「ダコタの妹」というレッテルを軽やかに脱ぎ捨て、今や製作総指揮までこなす表現者へと成長した彼女。その透明感の裏に隠したタフさと、役ごとに異なる香りを纏うような柔軟な感性は、これからも型にはまらない驚きを届けてくれるはずです。幼少期からのキャリアを積み上げ、独自のスタイルを確立した彼女の映画人生は、まさにプロフェッショナルな現場主義の賜物と言えるでしょう。
[出演作品]
2001 年 3 歳

2002 年 4 歳
TAKEN Taken (TV)
2003 年 5 歳
Judging Amy (TV)
CSI:マイアミ CSI: Miami (TV)
2004 年 6 歳
CSI:ニューヨーク CSI: NY (TV)
2005 年 7 歳
P.N.O.K
2006 年 8 歳

I Want Someone to Eat Cheese With
Dr.HOUSE House, M.D. (TV)
LAW & ORDER:性犯罪特捜班 Law & Order: Special Victims Unit (TV)
ロスト・ルーム The Lost Room (TV)
クリミナル・マインド FBI行動分析課 Criminal Minds (TV)
2007 年 9 歳
ダーティ・セクシー・マネー Dirty Sexy Money (TV)
Day 73 with Sarah
2008 年 10 歳
ベンジャミン・バトン 数奇な人生 The Curious Case of Benjamin Button

2009 年 11 歳
2010 年 12 歳
2011 年 13 歳
2012 年 14 歳
2013 年 15 歳
Likeness
2014 年 16 歳
HitRecord on TV (TV)
2015 年 17 歳
2016 年 18 歳
2017 年 19 歳
2018 年 20 歳
2019 年 21 歳
2020 年 22 歳
最高に素晴らしいこと All the Bright Places (製・出)
THE GREAT 〜エカチェリーナの時々真実の物語〜 The Great (TV) (製・出) ~2023年
2021 年 23 歳
ロボット・チキン Robot Chicken (声) (TV)
2022 年 24 歳
プレインビルの少女 The Girl from Plainville (TV) (製・出)
2024 年 26 歳
Mastermind: To Think Like a Killer (TV) (製・出)
2025 年 27 歳
Death in Apartment 603: What Happened to Ellen Greenberg? (TV) (製・出)
2026 年 28 歳
The Hunger Games: Sunrise on the Reaping
Rosebush Pruning
マーゴのマネートラブル Margo’s Got Money Troubles (TV) (製・出)







































