[女優]　ケリー・プレストン　Kelly Preston

ケリー・プレストン
Kelly Preston

1962年10月13日、アメリカ・ハワイ・ホノルル生まれ。
2020年7月12日、アメリカ・フロリダ州クリアウォーターで死去（乳がん）。享年57歳。
本名ケリー・カマレルファ・スミス。
身長168cm。
高校時代からモデルで活躍しながら、演技も学ぶ。
21歳の時スクリーン・デビュー。
ジョージ・クルーニー、チャーリー・シーンと交際した。
ジョン・トラヴォルタ夫人。

ケリー・プレストンは、アメリカの女優で、1980年代から2000年代にかけて多くの映画やテレビシリーズに出演した。ジョン・トラボルタの妻としても知られ、長年にわたりハリウッドの一線で活躍した。特に「ツインズ」「ザ・エージェント」などで印象的な役を演じ、親しみやすい魅力と明るいキャラクターで観客に愛された。

ケリー・プレストンはハワイ州ホノルルで生まれた。幼少期はオーストラリアで過ごし、カリフォルニア州に移り住んだ後、演技の道を志した。南カリフォルニア大学で演劇を学んだ後、モデルとして活動を開始し、1980年代初頭にテレビシリーズで女優デビューを果たす。

代表作

ツインズ
アーノルド・シュワルツェネッガーとダニー・デヴィートが双子を演じるコメディ映画で、ケリーはシュワルツェネッガーの恋人役として出演。彼女の愛らしくキュートな魅力が際立ち、観客に強い印象を残した。

ザ・エージェント
トム・クルーズ主演のスポーツ映画で、ケリーは主人公の元恋人エイヴリーを演じた。エネルギッシュで強気な性格のキャラクターで、映画の序盤を盛り上げた。

フロム・ダスク・ティル・ドーン
ロバート・ロドリゲス監督、クエンティン・タランティーノ脚本のヴァンパイア・アクション映画で、彼女は小さな役ながらカルト的な人気を誇る作品に関わった。

バトルフィールド・アース
夫ジョン・トラヴォルタと共演したSF映画だが、映画自体は酷評され、ゴールデンラズベリー賞（最低映画賞）を受賞。

演技スタイルと特徴

ケリー・プレストンの演技は、明るく親しみやすいキャラクターを演じることが多く、特にコメディやロマンティック映画で魅力を発揮した。彼女は美貌だけでなく、キャラクターに温かみを与える演技が得意で、多くの映画でヒロインや恋人役として起用された。

また、時折悪女や強気な女性を演じることもあり、意志の強い女性の役もこなした。

エピソード

ジョン・トラヴォルタとの結婚
ケリー・プレストンは1991年にジョン・トラヴォルタと結婚し、ハリウッドでも特に有名な夫婦の一つとなった。二人の間には3人の子供が生まれ、1990年代から2000年代にかけて、夫婦そろって映画のプロモーションやイベントに登場することが多かった。

息子ジェットの悲劇
2009年、16歳の息子ジェット・トラヴォルタがバハマで発作を起こし亡くなるという悲劇に見舞われた。ジェットは自閉症だったとされているが、当時トラヴォルタ夫妻が信仰していたサイエントロジーは自閉症の存在を認めない教義を持つとされており、メディアでは彼らの信仰とジェットの死に関する議論が巻き起こった。

サイエントロジーとの関係
ケリー・プレストンとジョン・トラヴォルタはサイエントロジーの熱心な信者として知られ、彼女は生涯を通じてこの宗教を支持していた。彼女の死後も、夫ジョン・トラヴォルタはサイエントロジーの教義に基づいた追悼を行った。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のオーディション
ケリーは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のジェニファー役のオーディションを受けていた。

2018年、ケリー・プレストンは乳がんと診断され、2年間にわたる闘病の末、2020年7月12日にフロリダ州で57歳で死去した。彼女の死は公表されるまで秘密にされており、亡くなった後に夫ジョン・トラヴォルタが公式声明を発表した。ハリウッドの仲間たちからも多くの追悼の声が寄せられ、彼女の温かい人柄と映画界への貢献が称えられた。

[出演作品]