殺人に関する短いフィルム
Krotki Film O Zabijaniu
(ポーランド 1988)
[製作] リシャルト・フトコフスキー
[監督] クシシュトフ・キェシロフスキー
[脚本] クシシュトフ・キェシロフスキー/クシシュトフ・ピェシェヴィッチ
[撮影] スワヴォミール・イジャック
[音楽] ズビグニエフ・プレイスネル
[ジャンル] ドラマ/クライム
[受賞]
カンヌ映画祭 国際批評家賞
ヨーロッパ映画賞 作品賞
ミロスワフ・バカ (ヤセック)
クシシュトフ・クロビシュ (ピオトル)
ヤン・テサシ (タクシー運転手)
ズジスラウ・トビアス (判事)
アルトゥル・バルシス (少年)
若者ヤツェクは、無差別にタクシー運転手を殺害するという残虐な犯罪を犯す。一方、彼の弁護士ピョートルは死刑に反対しており、ヤツェクの裁判を通じて司法制度の中で人間の命の価値について葛藤する。事件は冷酷な暴力と、法律の名の下に行われる国家の暴力としての死刑が対比され、社会的かつ道徳的な問題を浮き彫りにする。人間の命の儚さと罪の重さが、冷徹な視点で描かれる衝撃的な物語である。
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