未来世紀ブラジル
Brazil
(イギリス 1985)
[製作] アーノン・ミルチャン/パトリック・カサヴェッティ
[監督] テリー・ギリアム
[脚本] テリー・ギリアム/チャールズ・マッケオン/トム・ストッパード
[撮影] ロジャー・プラット
[音楽] マイケル・ケイメン
[ジャンル] SF/コメディ/ファンタジー
[受賞]
ボストン批評家協会賞 助演男優賞(イアン・ホルム)/プロダクション・デザイン賞
LA批評家協会賞 監督賞/作品賞/脚本賞
ジョナサン・プライス (サム・ロウリー)
ロバート・デ・ニーロ (アーチボルト・‘ハリー’・タトル)
キャサリン・ヘルモンド (アイダ・ロウリー夫人)
イアン・ホルム (M・カーツマン)
ボブ・ホスキンス (スポア)
マイケル・パリン (ジャック・リント)
イアン・リチャードソン (ウォーレン)
ピーター・ヴォーン (ヘルプマン)
キム・グリースト (ジル・レイトン)
ジム・ブロードベント (Dr.ジャフィ)
バーバラ・ヒックス (テレイン夫人)
チャールズ・マッケオン (ダウザー)
キャスリン・ポグソン (シャーリー)
テリー・ギリアム (タバコを吸っている男)
「未来世紀ブラジル (Brazil)」は、テリー・ギリアム監督によるディストピアSFで、官僚主義と監視社会に支配された未来を描く。物語は、無気力な官僚サム・ラウリーが、ある日書類のミスにより無実の男が逮捕されたことをきっかけに、彼の生活が一変するところから始まる。夢の中で理想の女性を追いかけ続けていたサムは、現実で彼女に似た女性ジルと出会い、彼女と共に抑圧的な体制に立ち向かう決意をする。
サムは巨大で無慈悲な政府の監視網に巻き込まれ、非現実的で悪夢のような冒険を繰り広げるが、彼の夢と現実は次第に混じり合い、幻想的な世界が広がっていく。ブラックユーモアと批判的な社会風刺が交錯する、独特なビジュアルと物語が特徴の作品である。
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