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[女優] コンスタンス・タルマッジ Constance Talmadge

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コンスタンス・タルマッジ
Constance Talmadge

1898年4月19日、アメリカ・ニューヨーク・ブルックリン生まれ。
1973年11月23日、アメリカ・カリフォルニア・ロサンゼルスで死去(肺炎)。享年75歳。
本名コンスタンス・アリス・タルマッジ。
身長168cm。
姉のノーマ・タルマッジと共に活躍。

今回ご紹介するのは、タルマッジ三姉妹の末っ子であり、サイレント時代のコメディ・クイーン、コンスタンス・タルマッジです。

彼女は、悲劇を得意とした姉のノーマとは対照的に、弾けるような笑顔と機転の速さで観客を虜にした「元祖・スクリューボール・コメディのヒロイン」です。その現代的でサバサバとした魅力は、当時の女性たちの憧れの的でした。


輝くブロンド、弾けるユーモア。コンスタンス・タルマッジが放った「自由の風」

コンスタンスの魅力は、気取らない「コメディ・センス」と、誰もが友達になりたくなるような「親しみやすさ」にあります。

「ダッチ(Dutch)」という愛称で親しまれた彼女は、重厚なドラマが主流だった初期映画界において、軽やかに笑いを振りまきました。彼女がスクリーンで見せる「お転婆で、ちょっと生意気、でも憎めない女性像」は、1920年代に花開くフラッパー文化の先駆けでもあったのです。


✦ PROFILE & BACKGROUND

  • 本名: コンスタンス・アリス・タルマッジ
  • 生涯: 1898年4月19日 ~ 1973年11月23日(享年75歳)
  • 出身: アメリカ・ニューヨーク州ブルックリン
  • 背景: 母親の強い後押しで、姉のノーマ、ナタリーと共に映画界へ。1916年の超大作『イントレランス』の「山の娘」役で強烈な印象を残し、一躍スターとなりました。
  • 引退: トーキー(発声映画)の足音が聞こえてきた1929年、絶頂期にありながら「これからは自分の人生を楽しむわ」と潔く引退。その後は一度もスクリーンに戻ることはありませんでした。


1. 運命を変えた野生児:『イントレランス』

D・W・グリフィス監督の超大作で、バビロン篇の「山の娘」を熱演。激しく戦車を操り、戦う男勝りな彼女の姿は、当時の観客に鮮烈なインパクトを与え、彼女を喜劇からアクションまでこなせる大スターへと押し上げました。

2. 都会派コメディの完成:『恋の名人』『笑みのたたり』

彼女の真骨頂である、洗練された都会的なラブコメディ。わがままな令嬢や、恋に奔走する現代的な女性を演じ、そのユーモラスな表情や身のこなしは、後のラブコメ映画の雛形となりました。


🎭 コンスタンス・タルマッジを巡る珠玉のエピソード集

「絶頂期」での潔すぎる引退

彼女はトーキー映画(音声付き映画)に移行する直前、1929年に31歳で引退しました。姉のノーマがトーキーに適応できず苦労したのに対し、コンスタンスは「十分稼いだわ、もう十分よ」と、一切の未練を見せずにハリウッドを去りました。この引き際の美しさは、今でも伝説として語り継がれています。

「マザー・タルマッジ」の徹底したプロデュース

タルマッジ姉妹の成功の裏には、猛烈な「ステージママ」として有名な母ペグの存在がありました。ペグは娘たちを厳しい規律で育て、財産をしっかり管理し、彼女たちをハリウッドで最も裕福な女性たちに育て上げました。

「ダッチ(オランダっ子)」という愛称

彼女はその快活で飾り気のない性格から、友人やファンから「ダッチ」と呼ばれていました。撮影現場でも常にジョークを飛ばし、ピリピリした空気を和ませる天才だったそうです。

ファッション・アイコンとしての影響力

彼女の着るドレスや帽子、そしてそのヘアスタイルは、当時の若い女性たちがこぞって真似をしました。彼女は「現代の女の子(モダン・ガール)」の象徴であり、彼女の映画は最新ファッションのカタログのような役割も果たしていました。

驚異の「4度の結婚」

恋多き女性としても知られ、生涯で4回結婚しました。引退後の生活も非常に華やかで、旅行やパーティー、不動産投資などを楽しみ、ハリウッドに戻りたいという未練は一切口にしなかったと言われています。

自筆の「引退宣言」のユーモア

引退を決めた際、ファンに向けて「私はもう、自分の顔がスクリーンに映るのを見るのに飽きちゃったの。皆さんもそうでしょ?」というユーモアたっぷりのメッセージを残しました。彼女らしい、最後まで「笑い」を忘れない去り際でした。


📝 まとめ:潔く、美しく、笑いと共に

コンスタンス・タルマッジは、映画という新しい娯楽に「軽やかな笑い」と「自立した女性の輝き」を持ち込んだ、永遠のコメディ・クイーンです。

彼女はスターであることに執着せず、最も輝いている瞬間に自分の人生を優先させる道を選びました。その「自分流を貫く潔さ」は、スクリーンで見せた数々の笑顔と同じように、自由で、凛とした美しさに満ちています。



[出演作品]

1914   16歳

Buddy’s First Call

1915   17歳

Captivating Mary Carstairs

1916   18歳

イントレランス     Intolerance


1918   20歳

心臓乱舞     Good Night, Paul
緑の靴下     A Pair of Silk Stockings

1919   21歳

試みの結婚     Experimental Marriage
隠れたる冒険     The Veiled Adventure
気侭な妻     A Temperamental Wife
笑みのたたり     A Virtuous Vamp

1920   22歳

罪人を求めて     In Search of a Sinner
恋の名人     The Love Expert
思出の海水着     Good References
危険な商売     Dangerous Business

1921   23歳

愛人の許へ     Mama’s Affair
恋のお稽古     Lessons in Love
亭主の好きな     Wedding Bells

1922   24歳

太古の恋人     The Primitive Lover
恋に国境なし     East Is West

1923   25歳

娘も年頃 Woman’s Place
ダルシー     Dulcy

1924   26歳

金魚娘     The Goldfish
桃色の夜は更けて     Her Night of Romance
滑稽ホリウッド     In Hollywood with Potash and Perlmutter

1925   27歳

恋の手ほどき     Learning to Love
亭主教育     Her Sister from Paris

1926   28歳

粋な殿様     The Duchess of Buffalo

1927   29歳

桃色女白浪     Venus of Venice
恋のかけひき     Breakfast at Sunrise

1929   31歳

ヴィーナス     Venus

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