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[男優] ウォルター・マッソー Walter Matthau

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ウォルター・マッソー
Walter Matthau

1920年10月1日、アメリカ・ニューヨーク生まれ。
2000年7月1日、アメリカ・カリフォルニア・サンタモニカで死去(心臓発作)。享年79歳。
本名ウォルター・ジョン・マッソー。
ロシア・ユダヤ系。
身長191cm。
コロンビア大学で学んだ後軍隊に入っていたが、俳優を志し演技を学び、26歳の頃から舞台に立つようになる。
35歳の時スクリーン・デビュー。
46歳の時「恋人よ帰れ!わが胸に」でオスカーを獲得。



唯一無二の「不機嫌な名優」:ウォルター・マッソーの渋い魅力と喜劇の真髄


ハリウッドの歴史において、彼ほど「不平不満を言いながらも憎めない男」を完璧に演じられる俳優は他にいない。ウォルター・マッソー。深い皺(しわ)を刻んだ顔と、一度聴いたら忘れられない低音ボイス。彼は、人生の機微を笑いに変える達人であった。

プロフィール


本名: ウォルター・ジョン・マッソー(Walter John Matthow)
生年月日: 1920年10月1日(2000年7月1日没)
出身地: アメリカ合衆国ニューヨーク州(マンハッタン・イーストサイド)
主な肩書き: 俳優、コメディアン

極貧のNYから這い上がった反骨心


ニューヨークの貧しいユダヤ系移民の家庭に生まれる。父親が3歳の時に失踪したため、母の手一つで育てられた。 少年時代は、生きるために新聞売りや売店の売り子など、あらゆる仕事を経験。その中で、イディッシュ劇場(ユダヤ系の演劇)の休憩時間にキャンディーを売る仕事を得たことが、彼の演劇への入り口となった。


「人生の厳しさを知っていたからこそ、彼は人間の可笑しみを描くことができた」
第二次世界大戦中は空軍兵士としてヨーロッパ戦線に従軍。復員後、退役軍人援護法を利用して演劇学校に通い、本格的に俳優の道を歩み始める。

遅咲きの才能と「奇妙な二人」


下積みの舞台生活は長かったが、40代半ばにして最大の転機が訪れる。1965年の舞台『おかしな二人』で、ガサツな独身男オスカー役を熱演。これが翌年の映画化『恋人よ帰れ!わが家へ』(監督:ビリー・ワイルダー)へと繋がり、いきなりアカデミー助演男優賞を受賞。一躍トップスターの仲間入りを果たした。
彼が体現したのは、絵に描いたような美男子ではなく、どこにでもいそうな「文句の多い、等身大の中年男」だった。そのリアルさが、当時の観客の心を強く掴んだのである。

伝説のコンビ:ジャック・レモンとの深い絆


ウォルター・マッソーを語る上で欠かせないのが、俳優ジャック・レモンとの深い友情である。


奇跡のコンビネーション:
二人は通算10作で共演。几帳面で神経質なレモンと、ズボラで不機嫌なマッソー。この正反対のキャラクターがぶつかり合う様は、まさに映画界の至宝であった。


深い信頼関係:
マッソーはレモンのことを「世界で最も素晴らしい男」と慕い、レモンはマッソーを「最高の喜劇役者」と称賛した。二人の掛け合いは、台本を超えた本物の友情から生まれる絶妙な間合いに満ちていた。

ギャンブル狂いと愛すべき素顔


彼の素顔は、演じたキャラクター以上に個性的であった。


筋金入りのギャンブラー:
彼は大のギャンブル好きとして知られ、生涯で数百万ドルを競馬やスポーツ賭博に費やしたと言われている。ある時、一度の週末で数万ドルを負けた際、借金返済のために不本意な役を引き受けざるを得なかったという逸話もある。


偽のバックグラウンド:
彼は非常に茶目っ気があり、インタビューで「自分の本名はウォルター・マトシャンスカイアスキーだ」というデタラメを語り、それが長年公式の記録として信じられていた時期がある。

晩年の輝き:永遠の「不機嫌なじいさん」


70代になってもその勢いは衰えず、1993年の『不機嫌な赤い屋根』で、再びジャック・レモンと共演。意地を張り合う老人同士の友情をコミカルに描き、新世代のファンからも絶大な支持を得た。
2000年にこの世を去るが、その翌年に親友ジャック・レモンも後を追うように亡くなり、現在は同じ墓地に眠っている。

🎬 編集部おすすめ!ウォルター・マッソーの名作


恋人よ帰れ!わが家へ:アカデミー賞受賞作。彼のコメディ俳優としての地位を確立した。
がんばれ!ベアーズ:酒好きの落ちこぼれ監督役。子供たちとの息の合った掛け合いが胸を打つ。


[出演作品]

1955 年    35 歳

ケンタッキー人  The Kentuckian

赤い砦  The Indian Fighter

1956 年    36 歳

黒の報酬  Bigger Than Life

1957 年    37 歳

群衆の中の一つの顔  A Face in the Crowd

1958 年    38 歳

闇に響く声  Voice in the Mirror

水兵さんは暇がない  Onionhead

1960 年    40 歳

逢う時はいつも他人  Strangers When We Meet

1962 年    42 歳

脱獄  Lonely Are the Brave

浮気の計算書  Who’s Got the Action?

1963 年    43 歳

孤島の男と女  Island of Love

シャレード  Charade

1964 年    44 歳

ミスタア・パルバー  Ensign Pulver

未知への飛行  Fail-Safe

さよならチャーリー  Goodbye Charlie

1965 年    45 歳

蜃気楼  Mirage

1966 年    46 歳

恋人よ帰れ!わが胸に  The Fortune Cookie

  アカデミー賞 助演男優賞

1967 年    47 歳

プレイラブ48章  A Guide for the Married Man

1968 年    48 歳

おかしな二人  The Odd Couple

キャンディ  Candy

1969 年    49 歳

サボテンの花  Cactus Flower

ハロー・ドーリー!  Hello, Dolly!

1971 年    51 歳

おかしな求婚  A New Leaf

おかしなホテル  Plaza Suite

コッチおじさん  Kotch

1972 年    52 歳

おかしな結婚  Pete ‘n’ Tillie

  英国アカデミー賞 主演男優賞

1973 年    53 歳

突破口!  Charley Varrick

マシンガン・パニック  The Laughing Policeman

1974 年    54 歳

サブウェイ・パニック  The Taking of Pelham One Two Three

大地震  Earthquake

フロント・ページ  The Front Page

1975 年    55 歳

サンシャイン・ボーイズ  The Sunshine Boys

  ゴールデングローブ賞 主演男優賞

1976 年    56 歳

がんばれ!ベアーズ  The Bad News Bears

1978 年    58 歳

すばらしき仲間たち  Casey’s Shadow

カリフォルニア・スイート  California Suite

1980 年    60 歳

ホップスコッチ/或るエリート・スパイの反乱  Hopscotch

1981 年    61 歳

新・おかしな二人/バディ・バディ  Buddy Buddy

1982 年    62 歳

わたしは女優志願  I Ought to Be in Pictures

1983 年    63 歳

ロビン・ウィリアムズの 大混戦サバイバル特訓  The Survivors

1985 年    65 歳

映画の作り方教えます  Movers & Shakers

1986 年    66 歳

ポランスキーの パイレーツ  Pirates

1988 年    68 歳

カウチ・トリップ  The Couch Trip

1990 年    70 歳

ブレーメンの出来事  The Incident

1991 年    71 歳

JFK  JFK

1993 年    73 歳

わんぱくデニス  Dennis the Menace

ラブリー・オールドメン  Grumpy Old Men

1994 年    74 歳

インシデント! 弁護士ハーモン  Incident in a Small Town

星に想いを  I.Q.

1995 年    75 歳

ラブリー・オールドメン/釣り大将LOVE LOVE日記  Grumpier Old Men

グラスハープ  The Grass Harp

1996 年    76 歳

俺たちブラボー・ブラザース/ホラ吹いて行こう!  I’m Not Rappaport

1997 年    77 歳

カリブは最高!  Out to Sea

1998 年    78 歳

おかしな二人2  The Odd Couple II

ラブ・アフター・デス  The Marriage Fool

2000 年    80 歳

電話で抱きしめて  Hanging Up

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