パパは、出張中!
Otac N’a Sluzbenom Putu
(ユーゴスラビア 1985)
[製作] ヴェラ・ミヒチ・ヨーリチ/ミルザ・パシック
[監督] エミール・クストリッツァ
[脚本] アブドゥラフ・シドラン
[撮影] ヴィルコ・フィラク
[音楽] ゾーラン・シミャノヴィッチ
[ジャンル] ドラマ
[受賞] カンヌ映画祭国際批評家連盟賞 グランプリ
モレノ・デバルトリ (マリック)
ミキ・マノイロヴィッチ (メサ)
ミリャーナ・カラノヴィッチ (セニア)
ムスタファ・ナダレヴィッチ (ジオ)
ミラ・フーラン (アンキカ)
プレドラグ・ラコヴィッチ (フラニオ)
「パパは、出張中! (Otac Nije Na Službenom Putu)」は、ユーゴスラビアの戦後の社会を背景に、家族の視点から政治的な抑圧と個人の生活を描いた感動的なドラマ。物語は1950年代、ティトー政権下のユーゴスラビアで、父親メシャが「公式な出張」と称して家族から突然姿を消すところから始まる。実際には彼は政府批判により強制収容所へ送られていた。彼の息子マリクは、父の不在を不思議に思いながらも、家族と共に日々を過ごしていく。少年の視点を通して、家族の苦悩や、政治の影響が個人の生活にどのように及ぶのかが描かれる。
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