ロードハウス
Road House
(アメリカ 1989)
[製作総指揮] ティム・ムーア/スティーヴ・ペリー
[製作] ジョエル・シルヴァー
[監督] ローディ・ヘリントン
[原作] デヴィッド・リー・ヘンリー
[脚本] デヴィッド・リー・ヘンリー/ヒラリー・ヘンキン
[撮影] ディーン・カンデイ
[音楽] マイケル・ケイメン/オーティス・レディング
[ジャンル] アクション/ドラマ
キャスト

パトリック・スウェイジ
(ダルトン)

ベン・ギャザラ
(ブラッド・ウェズリー)

ケリー・リンチ
(Dr.エリザベス・クレイ)

サム・エリオット
(ウェイド・ギャレット)
マーシャル・R・ティーグ (ジミー)
ジュリー・マイケルズ (デニース)
レッド・ウエスト (レッド・ウェブスター)
サンシャイン・パーカー (エメット)
ジェフ・ヒーリー (コーディ)
ジョン・ドゥ (パット・マクガーン)
キャスリーン・ウィルホイト (キャリー・アン)

キース・デヴィッド
(アーニー・バス)
ストーリー
ニューヨークで名を馳せるプロの用心棒(バウンサー)であるダルトン(パトリック・スウェイジ)は、ミズーリ州ジャスパーにある荒れ果てた酒場「ダブル・デゥース」を立て直すために雇われる。大学で哲学の学位を持ち、格闘術にも長けたダルトンは、「丁寧であれ、だが限界が来たら容赦するな」という独自のルールをスタッフに徹底させ、店から悪党たちを一掃していく。
しかし、店の浄化は町全体を支配する強欲な実業家ブラッド・ウェズリー(ベン・ギャザラ)の怒りを買うこととなった。ウェズリーは町の商店からみかじめ料を取り立て、逆らう者を暴力で屈服させていた。ダルトンは怪我の治療を通じて知り合った女医のエリザベス(ケリー・リンチ)と恋に落ちるが、ウェズリーの手下による嫌がらせは次第にエスカレートし、ダルトンの周囲にも危険が及び始める。
ダルトンはかつての師匠であり親友のウェイド(サム・エリオット)を呼び寄せ、共にウェズリー一味に立ち向かう。しかし、ウェイドが惨殺されたことで、ダルトンの怒りは頂点に達する。彼は単身ウェズリーの屋敷に乗り込み、高度な格闘スキルを駆使して手下たちを撃破。最後には町の住人たちも勇気を持って立ち上がり、ウェズリーの支配に終止符を打った。ダルトンは再び静けさを取り戻した町で、エリザベスと共に新たな生活を始める。
エピソード・背景
- 本格的な格闘トレーニング
パトリック・スウェイジは役作りのため、キックボクシングの世界王者であるベニー・ユキーデから数ヶ月間に及ぶ厳しい特訓を受け、劇中のアクションの多くを自ら演じました。 - カルト的な人気
本作は「ツッコミどころの多い熱い展開」がファンの心を掴み、アメリカでは「放映されているとつい見てしまう映画」の代表格として親しまれています。 - 劇中音楽の魅力
酒場の専属バンドとして、盲目のギタリストであるジェフ・ヒーリーが率いる「ジェフ・ヒーリー・バンド」が出演しており、迫力あるブルース・ロックが作品のバイオレンスな雰囲気を盛り上げています。 - サム・エリオットの存在感
主人公の師匠役を演じたサム・エリオットの渋い演技はファンからの評価が非常に高く、作品に深みを与える重要な要素となりました。 - リメイクの制作
本作の人気を受け、2024年にはジェイク・ジレンホール主演によるリメイク版が制作されるなど、時代を超えて愛されるコンテンツとなっています。
まとめ:作品が描いたもの
本作は、80年代アクション映画の王道を行く「一匹狼のヒーローが悪を討つ」というシンプルな構造を持ちながら、主人公に「哲学者」という異色の設定を加えることで独特のキャラクター性を生み出しています。洗練された身のこなしと、泥臭い酒場での乱闘のコントラストが、本作独自のエンターテインメント性を構築しています。
法が機能しない町で正義を貫くことの代償と、男同士の師弟愛を描いたドラマは、公開から30年以上を経た今もなお、多くのアクション映画ファンの間で語り継がれています。


