ハワーズ・エンド
Howards End
(イギリス・日本 1992)
[製作] ポール・ブラッドリー/イスマイル・マーチャント
[監督] ジェームズ・アイヴォリー
[原作] E・M・フォースター
[脚本] ルース・プラワー・ジャブヴァーラ
[撮影] トニー・ピアース・ロバーツ
[音楽] リチャード・ロビンス
[ジャンル] 恋愛/ドラマ
[受賞]
アカデミー賞主演女優賞(エマ・トンプソン)/美術賞/脚色賞
英国アカデミー賞主演女優賞(エマ・トンプソン)/作品賞
カンヌ映画祭第45回記念特別賞
ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(エマ・トンプソン)
LA批評家協会賞主演女優賞(エマ・トンプソン)
ナショナル・ボード・オブ・レビュー主演女優賞(エマ・トンプソン)/監督賞/作品賞
NY批評家協会賞主演女優賞(エマ・トンプソン)
ヴァネッサ・レッドグレイヴ (ルース・ウィルコックス)
ヘレナ・ボナム・カーター (ヘレン・シュレーゲル)
ジョゼフ・ベネット (ポール・ウィルコックス)
エマ・トンプソン (マーガレット・シュレーゲル)
エイドリアン・ロス・マジェンティ (ティビー・シュレーゲル)
ジョー・ケンドール (アニー)
アンソニー・ホプキンス (ヘンリー・J・ウィルコックス)
ジェームズ・ウィルビー (チャールズ・J・ウィルコックス)
ジェンマ・レッドグレイヴ (エヴィー・ウィルコックス)
物語は、異なる階級に属する家族たちの複雑な人間関係を通じて、イギリス社会における階級や財産の問題を描いている。知識人階級に属するシュレーゲル姉妹、特に長女のマーガレットは、裕福なウィルコックス家と深い関係を持つようになる。彼女は未亡人ヘンリー・ウィルコックスと結婚するが、彼の故郷「ハワーズ・エンド」を巡る秘密と、貧しい労働者レナード・バストとの交錯が物語をさらに複雑にする。財産、愛、そして社会的義務が絡み合い、登場人物たちはそれぞれの選択によって人生の行方が変わっていく。イギリスの階級社会を背景にした、エレガントで感情豊かなドラマである。
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