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ボーン・イエスタデイ Born Yesterday 1993 |キャスト・あらすじ【ネタバレ】| メラニー・グリフィス

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無知で派手好きな愛人を、教養あるレディに仕立て上げようとした成金男の誤算。知識という武器を手に入れた女性が、自立と真実の愛に目覚めていく爽快なサスペンスフル・コメディ。

ボーン・イエスタデイ
Born Yesterday
(アメリカ 1993)

[製作総指揮] ストラットン・レオポルド
[製作] D・コンスタンティン・コント/スティーヴン・トラクスラー/クリス・ソルド
[監督] ルイス・マンドーキ
[原作] ガーソン・カニン
[脚本] ダグラス・マックラス
[撮影] ラヨス・コルタイ
[音楽] ジョージ・フェントン
[ジャンル] コメディ/恋愛

キャスト

メラニー・グリフィス
(エマ・‘ビリー’・ドーン)

ジョン・グッドマン
(ハリー・ブロック)

ドン・ジョンソン
(ポール・ヴェラル)

エドワード・ハーマン
(エド・デヴァリー)

マックス・ペリッシュ (JJ)
マイケル・エンサイン (フィリップ)




ストーリー

粗野で強引なやり手実業家のハリー(ジョン・グッドマン)は、ワシントンD.C.での政界工作を有利に進めるため、派手で無教養な愛人ビリー(メラニー・グリフィス)を連れて乗り込む。しかし、彼女のあまりの教養のなさが交渉の場で足手まといになると感じたハリーは、知的なジャーナリストのポール(ドン・ジョンソン)を雇い、彼女に上流社会の礼儀と教養を叩き込ませることにする。

ポールによる教育が始まると、ビリーは驚くべき吸収力で憲法や歴史、政治の仕組みを学んでいく。それまでハリーに言われるがまま書類にサインしていた彼女だったが、知識を得ることで、ハリーが自分を脱税や不正なロビー活動の隠れ蓑に利用していた事実に気づく。また、共に学ぶ中でビリーとポールは深く惹かれ合っていく。一方、ビリーが賢くなり自分の思い通りにならなくなったことに苛立ったハリーは、彼女に暴力を振るって支配を強めようとする。

ビリーはポールと共に、ハリーの不正を暴くための行動に出る。彼女はハリーが自分名義にしていた膨大な資産を逆手に取り、ハリーを経済的に追い詰める。ハリーは激怒し彼女を脅すが、ビリーは「昨日生まれた(Born Yesterday)ばかりの無知な女ではない」と毅然と立ち向かう。最終的にビリーはハリーのもとを去り、ポールと結ばれる。ハリーは政治的影響力を失い、ビリーは自立した一人の女性として新しい人生を歩み始める。

エピソード・背景

  • 実生活のカップル共演
    当時、再婚して夫婦だったドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスの共演が最大の注目点でした。劇中での二人の親密な空気感は、実生活での関係性が反映されていると言われています。
  • リメイクのハードル
    1950年のオリジナル版でジュディ・ホリデイがアカデミー主演女優賞を獲得した非常に有名な役だったため、メラニー・グリフィスにかかるプレッシャーは相当なものでした。
  • ワシントンD.C.ロケ
    議事堂やモニュメントなど、ワシントンD.C.の実景を効果的に使用しており、政治の腐敗と個人の覚醒というテーマを視覚的に強調しています。
  • 衣装による変化
    物語の序盤では露出の多い派手な衣装だったビリーが、教養を身につけるにつれて洗練されたクラシックな装いに変化していく演出は、彼女の内面の成長を象徴しています。
  • ルイス・マンドーキ監督の演出
    『男が女を愛する時』などで知られるマンドーキ監督は、単なるコメディに留めず、女性の自立と尊厳というシリアスなテーマに焦点を当てて演出しました。


まとめ:作品が描いたもの

本作は、「無知は支配を生み、知識は自由を生む」という民主主義の根幹にあるメッセージを、ロマンティック・コメディの枠組みで描いています。ビリーという女性が、言葉と知識を手に入れることで自分の人生を取り戻していく過程は、現代におけるエンパワーメントの物語としても機能しています。

ハリーのような力による支配に対して、対話と知性で対抗するポールの姿は、理想的なパートナーシップのあり方を提示しており、華やかなハリウッド映画ながらも芯の通った社会派の一面を持った作品です。

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