オーシャンズ13
Ocean’s Thirteen
(アメリカ 2007)
[製作総指揮] ブルース・バーマン/フレデリック・W・ブロスト/スーザン・エキンス/グレゴリー・ジェイコブス
[製作] ジェリー・ウェイントラブ/ロビン・ル・シャヌ
[監督] スティーヴン・ソダーバーグ
[原作] ジョージ・クレイトン・ジョンソン/ジャック・ゴールデン・ラッセル
[脚本] ブライアン・コッペルマン/デヴィッド・レヴィアン
[撮影] スティーヴン・ソダーバーグ
[音楽] デヴィッド・ホームズ
[ジャンル] クライム/スリラー
[シリーズ]
オーシャンズ11(2001)
オーシャンズ12(2004)
オーシャンズ13(2007)
オーシャンズ8(2017)
キャスト

ジョージ・クルーニー
(ダニー・オーシャン)

ブラッド・ピット
(ラスティ・ライアン)

マット・デイモン
(ライナス・コールドウェル/「レニー・ペパリッジ」)
マイケル・マンテル (スタン博士)

エリオット・グールド
(ルーベン・ティシュコフ)
レイ・シフォー (ルーベンの執事)

アル・パチーノ
(ウィリー・バンク)
エディ・ジェミソン (リビングストン・デル)

ドン・チードル
(バッシャー・タール)
シャオボー・キン (イエン)

ケイシー・アフレック
(ヴァージル・マロイ)
スコット・カーン (ターク・マロイ)
バーニー・マック (フランク・キャットン)
カール・ライナー (ソール・ブルーム)
エディ・イザード (ローマン・ナゲル)

エレン・バーキン
(アビゲイル・スポンダー)
オルガ・ソスノフスカ (デビー)
ジェリー・ウェイントラブ (デニー・シールズ)
ルイス・チャベス (ネストル/ネストルの兄弟 )
アーメン・ワイツマン (ユージン)
スティーブン・ランバート (ルーレット詐欺師)
ドン・マクマナス (ニール-ピットボス)

ジュリアン・サンズ
(グレコ・モンゴメリー)
ジョン・ウェルナー (ベルマン)

デビッド・ペイマー
(VUP)
エイドリアン・ニール (支配人)

ヴァンサン・カッセル
(フランソワ・トゥルール/ナイト・フォックス)

アンディ・ガルシア
(ハリー・ベネディクト)
ボブ・アインシュタイン (エージェント コールドウェル)
マイケル・ミランダ (ランドール)
オプラ・ウィンフリー (本人)
エンジェル・オケンド (ジェラール・オルテガ)
バーニー・ユーマン (本人)
レン・ウラノ (相撲審判)
武蔵丸 (本人)
曙太郎 (曙)
マーガレット・トラボルタ (銀行の秘書)
概要
『オーシャンズ13』(Ocean’s Thirteen)は、スティーブン・ソダーバーグ監督による「オーシャンズ」シリーズ第3弾。ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンを中心にした犯罪コメディで、前作同様に華麗なチームワークを描く。今回の舞台は再びラスベガス。チームがホテル王アル・パチーノ演じるウィリー・バンクに復讐するため、壮大な計画を実行する。スタイリッシュな演出と軽妙なユーモア、豪華キャストが魅力の作品。
ストーリー
オーシャンズ11のメンバーであるルーベン(エリオット・グールド)は、ラスベガスのホテル王ウィリー・バンク(アル・パチーノ)に裏切られ、心臓発作で倒れてしまう。ルーベンを復讐のために立ち上がったダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)とその仲間たちは、バンクが新たに開業する豪華ホテル「バンク・カジノ」をターゲットに壮大な計画を練る。
チームは、バンクの成功を阻むためにカジノの全てのゲームを仕掛けで操り、大量の勝利金を出させる作戦を立案する。さらに、ホテルの評価システムを操作して「5つ星」の評価を台無しにする計画も進行する。
計画は順調に進むように見えたが、バンクが彼らの動きを察知し始め、予期せぬトラブルが発生する。ダニーたちは、かつての宿敵テリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア)に協力を依頼し、さらに大胆な計画を立てる。緻密な準備と仲間たちの機転を駆使し、ダニーと彼のチームは「史上最大のカジノ・リベンジ」を目指す。
エピソード
アル・パチーノの初参加
シリーズ初参加のアル・パチーノは、威圧的で冷酷なホテル王を見事に演じ、存在感を示した。
ジョージ・クルーニーのまとめ役
クルーニーは撮影現場でもキャストをまとめるリーダー役を担い、キャスト同士の強い絆が映画に反映された。クルーニーは撮影中も冗談やいたずらで現場を和ませ、リラックスした雰囲気を作り出していた。
実際のカジノでの撮影
一部のシーンはラスベガスの実際のカジノで撮影され、現場の緊張感やリアリティが加わった。
マット・デイモンの特殊メイク
ライナス役のデイモンは、変装のためにプロステティック・メイクを装着し、コミカルなシーンを演じた。
豪華なプロダクションデザイン
映画の舞台となる「バンク・カジノ」はスタジオセットでありながら、豪華で緻密なデザインが施され、実際のカジノさながらの迫力を生み出した。
キャスト同士の絆
シリーズを通じて共演を続けたキャストたちは、撮影外でも親しい友人関係を築き、映画のチームワークの説得力を高めた。
スティーブン・ソダーバーグの独特な演出
監督のソダーバーグは、軽快なテンポとスタイリッシュなカメラワークを駆使し、物語の躍動感を強調した。
環境問題への配慮
クルーニーが中心となり、撮影現場でエコフレンドリーな取り組みが行われた。
オープニングシーンの象徴性
ルーベンの倒れるシーンが、映画全体のテーマである友情と復讐を象徴するものとして設計された。
感想
ブラッド・ピットがカジノの裏で華麗に指示を出すシーンが印象的で、彼のクールさが際立っていた。マット・デイモンが変装して女性を誘惑するコミカルな場面は、笑いながらも計画の緻密さに感心させられた。アル・パチーノの威圧感あふれる演技が、チームとの対決をさらに緊張感のあるものにしていたのも見どころだった。
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