チャーリーズ・エンジェル
Charlie’s Angel
(ドイツ・アメリカ 2000)
[製作総指揮]
ジョゼフ・Ｍ・カラッチオロ／アーロン・スペリング／ベティ・トーマス／ジェノ・トッピング
[製作]
ドリュー・バリモア／レナード・ゴールドバーグ／ナンシー・ジュヴォネン／アマンダ・ゴールドバーグ
[監督] ジョゼフ・マクギンティ・ニコル（マックＧ）
[原作] イヴァン・ゴフ／ベン・ロバーツ
[脚本] ライアン・ロウ／エド・ソロモン／ジョン・オーガスト
[撮影] ラッセル・カーペンター／マイケル・Ｓｔ．ヒライア
[音楽]
ブーツィ・コリンズ／トム・ハミルトン／マイケル・ジャクソン／ジョーイ・クレイマー／ジョー・ペリー／エド・シアマー／ファットボーイ・スリム／スティーヴン・タイラー／ブラッド・ウィットフォード
[ジャンル] アクション／コメディ
[シリーズ] チャーリーズ・エンジェル フルスロットル（2003）
[受賞]
ブロックバスター・エンターテインメント賞 アクションチーム賞／サウンドトラック賞／助演男優賞（ビル・マーレイ）
キャスト
ジョン・フォーサイス （チャールズ・’チャーリー’・タウンゼント）
キャメロン・ディアス （ディラン・サンダース）
ドリュー・バリモア （ナタリー・クック）
ルーシー・リュー （アレックス・マンデイ）
ビル・マーレイ （ジョン・ボスリー）
サム・ロックウェル （エリック・ノックス）
ケリー・リンチ （ヴィヴィアン・ウッド）
ティム・カリー （ロジャー・コーウィン）
クリスピン・グローヴァー （シン・マン）
マット・ルブラン （ジェイソン・ギボンズ）
ＬＬ・クールＪ （ジョーンズ）
トム・グリーン （チャド）
ルーク・ウィルソン （ピート（劇中映画俳優））
ストーリー
「チャーリーズ・エンジェル」は、マックG監督によるアクションコメディ映画で、1970年代のテレビシリーズをリブートした作品。キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューが主演し、スリリングなアクションとユーモアを兼ね備えたエンターテインメント作品として広く知られている。
映画は、チャーリー・タウンゼント（ジョン・フォーサイスが声を担当）のもとで働く3人のエリート女性探偵、ナタリー、ディラン、アレックスが、ハイテク企業のCEOエリック・ノックス（サム・ロックウェル）を救出する任務に挑むというストーリーである。ノックスが誘拐された後、彼の革新的な音声認識ソフトウェアが悪用される可能性が浮上し、エンジェルたちは陰謀を暴きながら、多彩なアクションシーンとユーモラスな瞬間を織り交ぜて任務を遂行する。
エピソード
ドリュー・バリモアの制作会社：
ドリュー・バリモアは、自身の制作会社「フラワー・フィルムズ」を通じてこの映画をプロデュースし、プロジェクトの実現に大きく貢献した。
キャメロン・ディアスの準備：
キャメロン・ディアスは、映画のアクションシーンに備えて、ボクシングや柔術などのトレーニングを受けた。彼女のダンスシーンも特訓を重ねて演じた。
ルーシー・リューのアクションシーン：
ルーシー・リューは、アクションシーンの多くを自分で演じることを希望し、そのための訓練を受けた。彼女の格闘技の背景が役立った。
ビル・マーレイのキャスティング：
ボスレー役にはビル・マーレイが起用され、彼の独特なユーモアがキャラクターに深みを与えた。しかし、マーレイは次作には出演せず、彼の代わりにバーニー・マックがキャスティングされた。
クリスピン・グローヴァーのキャラクター：
クリスピン・グローヴァーが演じるシック・スリム（髪の毛の男）は、台詞が一切なく、その怪しげな存在感を強調するために、彼自身が多くのアイデアを提供した。
アクションシーンの撮影：
映画のアクションシーンは、マックG監督が香港アクション映画の影響を受けて撮影され、多くのワイヤーアクションとスタントが使用された。
音楽の選曲：
サウンドトラックには、デスティニーズ・チャイルドの「Independent Women Part 1」をはじめとするヒット曲が収録され、映画のエネルギーを高めた。
カメオ出演：
映画には、オリジナルのテレビシリーズに出演していたジャクリン・スミスがカメオ出演し、シリーズのファンにとって嬉しいサプライズとなった。
ドリュー・バリモアの事故：
ドリュー・バリモアは撮影中にバイクから落ち、軽い怪我を負いましたが、その後も撮影を続行した。
エンジェルの仲：
キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューの3人は、撮影中に非常に親密になり、その友情はスクリーン上でも明らかである。
バイロン・マンの起用：
バイロン・マンは、映画の冒頭のシーンで登場する役としてキャスティングされ、そのアクションシーンは観客の注目を集めた。
監督のスタイル：
マックG監督は、ポップカルチャーの要素をふんだんに取り入れ、スピーディでエネルギッシュな映像スタイルを確立した。
続編の成功：
映画の成功により、2003年には続編「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」が公開され、再びエンジェルたちの活躍が描かれた。
興行成績：
「チャーリーズ・エンジェル」は、全世界で2億6,400万ドル以上の興行収入を上げ、商業的にも大成功を収めた。
女性主導の映画：
本作は、女性が主導するアクション映画としても注目され、その成功は後の女性主導の映画制作に影響を与えた。
「チャーリーズ・エンジェル」は、マックG監督のエネルギッシュな演出と、キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューの魅力的な演技が光るアクションコメディ映画だ。スリリングなアクションシーンとユーモアが融合し、観客に楽しさと興奮を提供する。
映画のスタイリッシュなビジュアルと音楽、そしてキャラクターの個性が際立ち、全体として非常にエンターテインメント性の高い作品に仕上がっている。
コメント