オースティン・パワーズ ゴールドメンバー
Austin Powers in Goldmember
(アメリカ 2002)
[製作] キャサリン・E・ベイダ/リチャード・ブレナー/トビー・エメリッヒ/ジョン・S・ライオンズ/エリック・マクロード/デミ・ムーア/マイク・マイヤーズ/マルコ・シュナーベル/グレッグ・テイラー/ジェニファー・トッド/スザンヌ・トッド
[監督] ジェイ・ローチ
[原作・脚本] マイク・マイヤーズ/マイケル・マッカラーズ
[音楽] ジョージ・S・クリントン
[撮影] ピーター・デミング
[ジャンル] コメディ/アクション/SF/スパイ
[シリーズ]
オースティン・パワーズ(1997)
オースティン・パワーズ:デラックス(1999)
オースティン・パワーズ ゴールドメンバー(2002)
キャスト
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マイク・マイヤーズ
(オースティン・パワーズ/Dr.イーヴル・パワーズ/ゴールドメンバー/ファット・バスタード)
ビヨンセ・ノウルズ (フォクシー・クレオパトラ)
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セス・グリーン
(スコット・イーヴル)
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マイケル・ヨーク
(バジル・エクスポジション)
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ロバート・ワグナー
(ナンバー2)
ミンディ・スターリング (フラウ・ファービッシナ)
ヴァーン・トロイヤー (ミニ・ミー)
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マイケル・ケイン
(ナイジェル・パワーズ)
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フレッド・サヴェージ
(ナンバー3)
ダイアン・ミゾタ (フック・ミー)
キャリー・アン・イナバ (フック・ユー)
ノブ・マツヒサ (ロボト)
アーロン・ハイメルスタイン (青年オースティン)
ジョッシュ・ザッカーマン (青年Dr.イーヴル)
エディ・アダムス (青年バジル)
エヴァン・ファーマー (青年ナンバー2)
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トム・クルーズ
(本人)
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グウィネス・パルトロウ
(本人)
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ケヴィン・スペイシー
(本人)
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ダニー・デヴィート
(本人)
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スティーヴン・スピルバーグ
(本人)
クィンシー・ジョーンズ (本人)
ブリトニー・スピアーズ (本人)
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ネイサン・レイン
(謎の男)
オジー・オズボーン (本人)
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ジョン・トラヴォルタ
(本人)
バート・バカラック (本人)
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ロブ・ロウ
(ミドル・ナンバー2)
ストーリー
「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」は、ジェイ・ローチ監督によるコメディ映画で、マイク・マイヤーズが主演と複数のキャラクターを演じる。この作品は、1960年代と1970年代のスパイ映画のパロディであり、オースティン・パワーズシリーズの第三作目にあたる。
物語は、悪の天才ドクター・イーブル(マイク・マイヤーズ)が世界征服の新たな計画を企てるところから始まる。ドクター・イーブルは、1975年にタイムトラベルして、伝説的な悪党「ゴールドメンバー」(マイク・マイヤーズ)と手を組む。彼らは、地球に巨大なレーザーを設置して世界を脅かそうとする。
一方、イギリスのスパイ、オースティン・パワーズ(マイク・マイヤーズ)は、ドクター・イーブルの計画を阻止するために再び行動を開始する。彼は、1975年にタイムトラベルし、そこでセクシーなスパイ、フォクシー・クレオパトラ(ビヨンセ・ノウルズ)と出会う。フォクシーと協力して、オースティンはドクター・イーブルとゴールドメンバーの陰謀を阻止しようとする。
エピソード
マイク・マイヤーズの多重役:
マイク・マイヤーズは、オースティン・パワーズ、ドクター・イーブル、ファット・バスタード、ゴールドメンバーの4役を演じている。これにより、彼の多才な演技力が存分に発揮されている。
ビヨンセの映画デビュー:
この映画はビヨンセ・ノウルズの映画デビュー作であり、彼女はフォクシー・クレオパトラ役で強烈な印象を残した。
オープニングシーン:
映画のオープニングシーンには、トム・クルーズ、グウィネス・パルトロー、ケビン・スペイシー、ダニー・デヴィートなどの有名俳優がカメオ出演している。これは「オースティン・パワーズ」の人気の高さを示すものである。
パロディの元ネタ:
映画は、1960年代と1970年代のスパイ映画、特にジェームズ・ボンドシリーズのパロディ要素が強い。特に「007 黄金の指」や「007 ゴールドフィンガー」が元ネタとなっている。
キャラクターのインスピレーション:
ゴールドメンバーというキャラクターは、アムステルダム出身のダッチ・ギャングで、ジェームズ・ボンドの悪役オーロック・ゴールドフィンガーにインスパイアされている。
セットデザイン:
映画のセットデザインは、1960年代と1970年代のレトロなスタイルを忠実に再現しており、視覚的にも楽しめる要素が多い。
音楽の使用:
サウンドトラックには、ビヨンセが歌う「Work It Out」など、多くの楽曲が使用されている。これにより、映画の雰囲気がさらに盛り上がっている。
ユーモアとギャグ:
映画には、視覚的なギャグや言葉遊びなど、多くのユーモアが散りばめられている。特にドクター・イーブルとミニ・ミー(ヴァーン・トロイヤー)のコンビは観客に人気がある。
コメディのテンポ:
映画はテンポよく進み、笑いを絶やさない展開が続く。マイク・マイヤーズの即興演技が多くのシーンで見られ、自然な笑いを引き出している。
ファット・バスタードの特殊メイク:
マイク・マイヤーズが演じるファット・バスタードの特殊メイクには毎回数時間を要し、重いプロステティックメイクアップとスーツを装着するのは大変な作業だった。メイクアップチームの努力により、キャラクターのリアルさが保たれている。
著名人のカメオ出演:
映画には、スティーヴン・スピルバーグ、クインシー・ジョーンズ、オジー・オズボーン、ブリトニー・スピアーズなど、多くの著名人がカメオ出演している。これらのカメオ出演は、映画のユーモアとエンターテインメント性をさらに高めている。
オースティン・パワーズのファッション:
マイク・マイヤーズのオースティン・パワーズのキャラクターは、1960年代のモッズスタイルを彷彿とさせるカラフルな衣装を着用している。衣装デザイナーは、その時代のファッションを研究し、ユーモラスでアイコニックなスタイルを作り上げた。
タイムトラベルの設定:
映画では1970年代にタイムトラベルするが、これは観客に懐かしさを感じさせるだけでなく、70年代の文化や音楽を再現するための舞台装置としても機能している。セットや小道具、音楽など、細部までその時代を再現している。
ドクター・イーブルとミニ・ミーのコンビ:
ドクター・イーブル(マイク・マイヤーズ)とミニ・ミー(ヴァーン・トロイヤー)のコンビは、映画の中でも特に人気がある。二人の掛け合いは観客に多くの笑いを提供し、彼らのシーンはシリーズ全体のハイライトの一つとなっている。
「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」は、シリーズの中でも特にエンターテインメント性が高く、観客に笑いを提供するコメディ映画だ。マイク・マイヤーズの多重役演技と、ビヨンセ・ノウルズの魅力的なデビューが相まって、映画は視覚的にも音楽的にも楽しめる作品となっている。
1960年代と1970年代のスパイ映画へのオマージュとパロディがふんだんに盛り込まれており、ジェームズ・ボンドシリーズのファンにとっても楽しめる内容だ。テンポの良いストーリー展開と、個性的なキャラクターたちが織り成すユーモアは、何度見ても新たな発見と笑いを提供してくれる。
全体として、「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」は、コメディ映画としての完成度が高く、シリーズファンだけでなく、幅広い観客層に楽しんでもらえる作品だ。
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