夢で逢えたら
If the Shoe Fits
(フランス・アメリカ 1990)
[製作] モニク・アノー
[監督] トム・クレッグ
[脚本] ティモシー・プレイガー/マデリーン・ディ・マジオ/パメラ・ウォレス
[撮影] アンリ・ハバン
[音楽] ディディエ・ヴァセ
[ジャンル] コメディ/恋愛
キャスト

ロブ・ロウ
(フランチェスコ・サルヴィトーレ)

ジェニファー・グレイ
(ケリー・カーター)
エリザベス・ヴィタリ (ヴェロニク)
アンドリア・フェレオル (ワンダ)
レベッカ・ポトック (ミミ・ラーチャー)
サーシャ・ブリケット (シレージ)
フローレンス・ペリー (タフィ)
アリソン・オルナス (ドミノ)
概要
『夢で逢えたら』(If the Shoe Fits)は、1990年公開のロマンティック・コメディ映画。主演はロバータ・ジアラティ(当時の芸名:Jennifer Grey)とロス・カーン(Rob Lowe)。監督はトム・クレッグ。シンデレラをモチーフにした現代風のラブストーリーで、パリのファッション業界を舞台に、冴えない靴職人の女性が魔法によってトップモデルへと変身するという物語。
ストーリー
ケリー・カーター(ジェニファー・グレイ)は、パリで靴職人として働きながら、いつか自分のデザインした靴を有名なデザイナーに認めてもらいたいと夢見ていた。しかし、彼女は地味で不器用、どんなに努力しても周囲に評価されることはなかった。
そんな中、彼女は有名なファッションデザイナー、フランチェスコ(ロブ・ロウ)のアシスタントとして働くことになる。彼はエゴが強く、完璧主義で、モデルたちを厳しく指導するが、ケリーにはまったく興味を示さない。彼にとって、彼女はただの靴職人にすぎなかった。
ある日、ケリーは不思議な老婦人と出会う。彼女はケリーの夢を叶えるために、魔法の靴をプレゼントする。この靴を履くと、ケリーは瞬く間に美しく魅力的なトップモデル「プリンセス・ヴェロニカ」に変身するのだった。
ケリー=ヴェロニカは、フランチェスコのファッションショーで脚光を浴びる。彼は彼女の美しさと自信に圧倒され、たちまち恋に落ちる。しかし、彼はヴェロニカが実はケリーであることを知らず、まるで別人のように振る舞う二重生活に悩むケリー。
ファッションショーのクライマックスで、ケリーは魔法の靴を落としてしまう。フランチェスコは靴の持ち主を探し、最終的にケリーがヴェロニカだったことに気づく。彼は彼女が「本当の自分」として生きることを望み、二人は愛を確かめ合う。
エピソード
ジェニファー・グレイ
『ダーティ・ダンシング』(1987年)でブレイクしたが、その後整形手術を受けたことで顔が変わり、キャリアに影響を受けたと言われる。
ロブ・ロウがロマンチックな役に挑戦
80年代はワイルドな役が多かったが、本作では魅力的なデザイナー役を演じた。
実際の撮影はフランスとイタリア
華やかなパリのファッションシーンを再現するため、ヨーロッパの本物のスタジオを使用。
シンデレラの要素をそのまま活かしたストーリー
ガラスの靴ではなく「魔法の靴」がキーアイテムになっている。
魔法の靴のデザインは90年代のトレンドを反映
シンプルながらもエレガントなデザインが特徴。
映画のタイトルは国によって違う
アメリカでは『If the Shoe Fits』、フランスでは『Cendrillon 90(シンデレラ90)』として公開。
低予算ながら衣装やセットが豪華
パリのハイファッションの雰囲気を再現するため、衣装には特にこだわった。
魔法のシーンは90年代らしいVFXが使われている
今見ると少しチープだが、それもまた味がある。
本物のモデルも参加
リアルな雰囲気を出すため、プロのモデルがエキストラで出演。
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