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ビッグ Big 1988 |キャスト・あらすじ【ネタバレ】| トム・ハンクス | エリザベス・パーキンス | ペニー・マーシャル

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体は大人のエリート、心は12歳の少年――。不思議なカード型占機によって一夜にして大人になってしまった少年の、可笑しくも切ない成長と冒険を描いたファンタジー・コメディ。

ビッグ
Big
(アメリカ 1988)

[製作総指揮] リンウッド・ブーマー
[製作] ジェームズ・L・ブルックス/ロバート・グリーンハット/ゲイリー・ロス/アン・スピルバーグ/ジュリエット・テイラー
[監督] ペニー・マーシャル
[脚本] ゲイリー・ロス/アン・スピルバーグ
[撮影] バリー・ソネンフェルド
[音楽] ハワード・ショア
[ジャンル] コメディ/ファンタジー
[受賞]
SF&ファンタジー&ホラー映画アカデミー賞 主演男優賞(トム・ハンクス)/助演男優賞(ロバート・ロージア)/脚本賞
アメリカン・コメディ賞 主演男優賞(トム・ハンクス)
ゴールデン・グローブ賞 主演男優賞(トム・ハンクス)
LA批評家協会賞 主演男優賞(トム・ハンクス)

キャスト

トム・ハンクス
(ジョシュア・‘ジョシュ’・バスキン)

ロバート・ロッジア
(マクミラン社長)

ジョン・ハード
(ポール)

ジャレッド・ラシュトン (ビリー)
デヴィッド・モスコー (少年ジョシュ)

ジョン・ロヴィッツ
(スコット・ブレナー)

マーセデス・ルール
(ジョシュの母)

ジョシュ・クラーク (ジョシュの父)
キンバリー・M・デイヴィス (シンシア・ベンソン)
オリヴァー・ブロック (フレディ・ベンソン)
アラン・ワッサーマン (バーンズコーチ)
マーク・バロー (デレク)
ハーヴェイ・ミラー (人事部長)
デブラ・ジョー・ラップ (パターソン)
ジェームズ・エックハウス (課長)
ジョン・ロスマン (フィル)
スーザン・ワイルダー (カレン)
マーク・バルー (デレク)
オリヴァー・ブロック (フレディ)




ストーリー

ニュージャージー州に住む12歳の少年ジョシュ(デヴィッド・モスコー)は、身長が足りずに遊園地のアトラクションに乗れなかった悔しさから、移動遊園地で見つけた古いコイン占い機「ゾルダー」に「大きくなりたい」と願いをかけた。翌朝、目覚めた彼の体は、見知らぬ30歳の男(トム・ハンクス)へと変化していた。母親に不審者扱いされ家を追い出されたジョシュは、親友ビリー(ジャレッド・ラシュトン)の助けを借りてニューヨークへと向かい、おもちゃ会社「マクミラン・トイ」に就職した。

子供ならではの視点でおもちゃの本質を見抜くジョシュは、マクミラン社長(ロバート・ロッジア)に気に入られ、異例の速さで副社長へと昇進した。仕事仲間であるキャリアウーマンのスーザン(エリザベス・パーキンス)とも恋に落ち、大人の世界での成功を収めていくジョシュであったが、次第に大人の社会の責任や複雑さに疲れ、純粋な子供としての生活を恋しく思うようになった。ビリーの尽力により、ようやく別の遊園地で「ゾルダー」の所在を突き止めたジョシュは、スーザンに真実を打ち明け、元の姿に戻る決意を固めた。

ジョシュは公園に設置された「ゾルダー」を見つけ、元の姿に戻れるよう最後の願いをかけた。追いかけてきたスーザンに「一緒に来てほしい」と誘うが、彼女は自分の人生が大人の世界にあることを理解しており、二人は切ない別れのキスを交わした。スーザンの見守る中、大きなスーツを着たジョシュは自宅の前まで歩き、そこで元の12歳の少年の姿へと戻った。彼は温かく迎えてくれた母親の胸に飛び込み、親友のビリーと再会して、再びかけがえのない「子供としての時間」を歩み始めたのであった。


受賞・ノミネートデータ

  • 第61回アカデミー賞(1989年)
    • ノミネート:主演男優賞(トム・ハンクス)、脚本賞
  • 第46回ゴールデングローブ賞
    • 受賞:主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門/トム・ハンクス)
    • ノミネート:作品賞
  • 第15回サターン賞
    • 受賞:主演男優賞、助演男優賞(ロバート・ロジア)、脚本賞
  • 全米映画批評家協会賞
    • 受賞:主演男優賞(トム・ハンクス)

エピソード・背景

  • トム・ハンクスの徹底した観察
    12歳の少年を演じるにあたり、トム・ハンクスはジョシュの子供時代を演じる子役のデヴィッド・モスコーの動きを徹底的に観察しました。歩き方や座り方、感情の出し方を模倣することで、説得力のある「大人になった子供」を作り上げました。
  • 巨大ピアノの名シーン
    FAOシュワルツ(玩具店)で社長と一緒に巨大ピアノを足で弾くシーンは、代役やCGを使わず、トム・ハンクスとロバート・ロッジアが数週間の練習を経て実際に演奏しました。このシーンは映画史に残る名場面として知られています。
  • 監督ペニー・マーシャルの快挙
    本作は、女性監督が手掛けた映画として史上初めて全米興行収入が1億ドルを突破した記念碑的な作品となりました。
  • 当初のキャスティング案
    当初、ジョシュ役にはハリソン・フォードやロバート・デ・ニーロの名前が挙がっていました。最終的にトム・ハンクスが選ばれたことで、作品に独特の軽やかさと愛らしさが加わりました。
  • 「ゾルダー」の占い機
    劇中に登場する不気味な占い機「ゾルダー」は、映画のために製作された架空の機械ですが、あまりの存在感から、後に実際のアーケードゲームとしてレプリカが作られるほどの人気を博しました。
  • スーザン役の葛藤
    エリザベス・パーキンス演じるスーザンが、ジョシュが子供であると知った時の衝撃と、それでも彼を愛おしく思う繊細な演技は、コメディ映画に深い人間味を与えました。
  • 子供時代の家のセット
    ジョシュの部屋に置かれているおもちゃやポスターは、当時のアメリカの子供たちのリアルな流行を反映するように細かく作り込まれました。
  • 別バージョンのエンディング
    公開はされませんでしたが、スーザンが占い機で子供に戻り、ジョシュのクラスに転校してくるというエンディング案も検討されていました。しかし、「子供時代の尊さ」を強調するために、現在の切ない別れの結末が採用されました。


まとめ:作品が描いたもの

本作は「早く大人になりたい」と願う子供の心と、「子供の頃の純粋さを忘れたくない」と願う大人の心の両面を、ファンタジーの力を借りて鮮やかに描き出しました。ジョシュが成功を手にする大人の世界は、一見華やかですが、その実態は数字や効率に縛られた窮屈な場所として対比されています。

大人になるということは、単に背が伸びることや責任を負うことではなく、いつか失われてしまう「子供時代の魔法のような時間」を大切に噛み締めることなのだと、本作は教えてくれます。切ない別れを経て日常に戻るラストシーンは、観る者すべてに自分の少年・少女時代を思い出させる、普遍的な輝きに満ちています。

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