[女優]　キャサリン・ヘプバーン　Katharine Hepburn

キャサリン・ヘプバーン
Katharine Hepburn

1907年5月12日、アメリカ・コネチカット生まれ。
2003年6月29日、アメリカ・コネチカットで永眠．享年96歳。
本名キャサリン・ホートン・ヘプバーン。
身長170cm。
父は医者。
ブリン・モーア大学で心理学博士の学位を取るとともに演劇を学び、舞台女優となり、25歳の時映画界へ。
オスカーを４度獲得した大女優。
妻子がいたスペンサー・トレイシーと、彼が亡くなるまで27年間一緒に暮らした。

キャサリン・ヘプバーンは、アメリカの女優であり、その強い意志と独立心でハリウッド黄金時代を象徴する存在であった。彼女は、アカデミー主演女優賞を4回受賞し、最も多くのオスカーを獲得した女優として知られている。そのキャリアは70年以上にわたり、映画、舞台、テレビで幅広い役柄を演じた。

ヘプバーンはコネチカット州ハートフォードで生まれ、裕福な家庭で育った。父親は泌尿器科医、母親は女性の権利運動家であり、ヘプバーンは幼少期から自由で開放的な環境で育った。ブリンマー大学を卒業後、ニューヨークで舞台女優としてのキャリアをスタートさせた。

1932年、映画『愛の嗚咽』で映画デビューを果たし、その後『勝利の朝』で初のアカデミー主演女優賞を受賞した。1930年代から1940年代にかけて、ヘプバーンは『フィラデルフィア物語』、『赤ちゃん教育』など、多くの名作に出演した。

彼女の私生活も多くの注目を集めた。彼女は1938年の映画『赤ちゃん教育』の公開後、興行的な失敗が続き、一時は「興行収入の毒」とまで言われた。しかし、彼女は『フィラデルフィア物語』で見事にカムバックし、その後も成功を収め続けた。

彼女の最も有名なスキャンダルは、俳優スペンサー・トレイシーとの長年にわたる関係である。トレイシーは既婚者であり、二人の関係は公には認められなかったが、彼らは多くの映画で共演し、そのコンビネーションは非常に評価された。トレイシーが1967年に亡くなるまで、二人の関係は続いた。

ヘプバーンはその後も多くの映画に出演し続け、特に『招かれざる客』、『冬のライオン』、『黄昏』でアカデミー主演女優賞を受賞した。

彼女は舞台やテレビでも活躍し、その多才な演技力は常に高く評価された。1999年には、アメリカン・フィルム・インスティチュート（AFI）によって「20世紀の最も偉大な女優」に選ばれた。

キャサリン・ヘプバーンは2003年にコネチカット州の自宅で老衰のため亡くなった。彼女の独立心と強い意志は、映画界における女性の地位を高めるのに大きく貢献した。

[出演作品]