三人姉妹　Paura e amore　1988

三人姉妹
Paura e amore
(フランス・イタリア・西ドイツ　1988)

[製作総指揮]　ロマーノ・カルダレリ
[製作]　アンジェロ・リゾーリJr．／エバーハード・ユンカースドーフ／マリーナ・ゲフター
[監督]　マルガレーテ・フォン・トロッタ
[原作]　アントン・チェーホフ
[脚本]　マルガレーテ・フォン・トロッタ／ダチア・マライニ
[撮影]　ジュゼッペ・ランチ
[音楽]　フランコ・ピエルサンティ
[ジャンル]　ドラマ／恋愛

キャスト

ピーター・シモニシェック　（マッシモ）
セルジオ・カステリット　（ロベルト）
アニエス・ソラル　（サブリナ）
パオロ・エンデル　（フェデリコ）

ストーリー

北イタリアの町パヴィアに暮らす三姉妹と弟は、かつて大学紛争で父を亡くして以来、それぞれ違う生き方を模索している。

長女ヴェリアは大学教授として知的に生きながら、かつての同志マッシモとの再会で封印した情熱を取り戻す。次女マリアは俳優の夫フェデリコとの結婚に虚しさを感じ、愛と現実のはざまで揺れる。末娘サンドラは理想を追う若者だが、恋人の死に直面して人生の厳しさを知る。弟ロベルトは平凡な結婚生活に閉塞感を覚え、姉妹たちの葛藤を見つめる。

やがてマッシモがアメリカへ去ることで、姉妹の恋も夢も儚く終わり、彼女たちは失われた時間と、それでもなお続く家族の絆を胸に生きていく。