ゴースト・オブ・ミシシッピー
Ghosts of Mississippi
(アメリカ 1996)
[製作総指揮] チャールズ・ニューワース/ジェフリー・ストット
[製作] フレデリック・ゾロ/アンドリュー・シェインマン/ロブ・ライナー/ニコラス・パレオロゴス/フランク・キャプラ・サード
[監督] ロブ・ライナー
[脚本] ルイス・コリック
[撮影] ジョン・シール
[音楽] マーク・シェイマン
[ジャンル] サスペンス/法廷
キャスト

アレック・ボールドウィン
(ボビー・デローター)

ジェームズ・ウッズ
(バイロン・ド・ラ・ベックウィズ)

ヴァージニア・マドセン
(ディキシー・デローター)

ウーピー・ゴールドバーグ
(マーリー・エヴァース)
スザンナ・トンプソン (ペギー・ロイド)
クレイグ・T・ネルソン (エド・ピーターズ)

ルーカス・ブラック
(バート・デローター)
ジョゼフ・テロ (ドリュー・デローター)
アレクサ・ヴェガ (クレア・デローター)

ウィリアム・H・メイシー
(チャーリー・クリスコ)
ベン・ベネット (ベニー・ベネット)

ダイアン・ラッド
(キャロライン・ムーア)
ストーリー
1963年、ミシシッピ州で公民権運動家メドガー・エヴァースが白人至上主義者バイロン・デ・ラ・ベックウィスに射殺される。しかし当時の裁判は陪審の偏見により評決が分かれ、事件は迷宮入りとなった。
30年後、地方検事ボビー・デローター(アレック・ボールドウィン)は、未解決のまま封印されていた事件に再び光を当てようと決意する。
メドガーの未亡人マーリー(ウーピー・ゴールドバーグ)は、公民権運動を続けながら夫の名誉を取り戻すため、デローターの再捜査に協力する。
二人は過去の証言、FBI資料、そして年月を経て揺らぐ証人たちの記憶を丹念に追い、偏見に満ちた南部社会の闇と対峙していく。
圧力と脅迫に耐えながら真相に迫る中、ついにデローターは事件を再び法廷へ持ち込む。
高齢となったベックウィス(ジェームズ・ウッズ)は強烈な人種差別思想を隠そうともせず、裁判は社会の過去と現在を突きつける歴史的な闘いとなる。
最終的に、陪審団は彼を有罪と認め、30年越しに正義が成立する。
映画は、闘い続けた遺族と、人種差別の克服を目指す社会の歩みを静かな余韻とともに描き出す。



コメント