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セント・エルモス・ファイアー St. Elmo’s Fire 1985

セント・エルモス・ファイアー
St. Elmo’s Fire
(アメリカ 1985)

[製作総指揮] トニー・カーティス/バーナード・シュワルツ/ネッド・タネン
[製作] ローレン・シュラー・ドナー
[監督] ジョエル・シュマッカー
[脚本] ジョエル・シュマッカー/カール・カーランダー
[撮影] スティーヴン・H・バラム
[音楽] デヴィッド・フォスター/ジョン・パール
[ジャンル] ドラマ/恋愛/青春


キャスト

エミリオ・エステヴェス
(カービー・キーガー)

ロブ・ロウ
(ビリー・ヒックス)

アンドリュー・マッカーシー
(ケヴィン・ドレンツ)

デミ・ムーア
(ジュールス・ジャコビー)

ジャド・ネルソン
(アレック・ニューバリー)

アリー・シーディ
(レスリー・ハンター)

メア・ウィニンガム
(ウェンディ・ビーミッシュ)

マーティン・バルサム
(ビーミシュ氏)

アンディ・マクダウェル
(デイル・バイバーマン)

ジョイス・ヴァン・パットン (ビーミッシュ夫人)
ジェニー・ライト (フェリシア)
ブレイク・クラーク (ウォーリー)


概要

『セント・エルモス・ファイアー』(St. Elmo’s Fire)は、1985年公開の青春ドラマ映画。監督はジョエル・シュマッカー、主演はエミリオ・エステヴェス、ロブ・ロウ、アンドリュー・マッカーシー、デミ・ムーア、アリー・シーディ、ジャド・ネルソン、メア・ウィニンガムら、80年代を代表する「ブラット・パック(若手スター集団)」が集結した作品。大学を卒業したばかりの若者たちが、大人の世界の現実に直面しながらも友情を育む姿を描く。

ストーリー

ジョージタウン大学を卒業したばかりの7人の友人たちは、ワシントンD.C.のバー「セント・エルモス」をたまり場にしながら、それぞれの人生を模索していた。しかし、大学生活の延長のように過ごしていた彼らも、社会人になった途端、現実の厳しさに直面することになる。

  • アレック(ジャド・ネルソン):政治家志望で、恋人レスリーと結婚を考えているが、女性関係が派手で浮気を繰り返す。
  • レスリー(アリー・シーディ):アート系のキャリアを目指すが、アレックの浮気を知り、関係に疑問を抱く。
  • ケビン(アンドリュー・マッカーシー):作家志望のジャーナリスト。愛を信じないふりをしていたが、実は密かにレスリーを想っている。
  • ジュールズ(デミ・ムーア):銀行で働くが、派手な生活と薬物に溺れ、孤立していく。
  • ビリー(ロブ・ロウ):大学時代はスターだったが、仕事も家庭もうまくいかず、夢を追いかけながらも現実から逃げ続ける。
  • ウェンディ(メア・ウィニンガム):裕福な家の娘で社会福祉に携わる。自分を抑え、恋愛も諦めていたが、ビリーに想いを寄せる。
  • カービー(エミリオ・エステヴェス):法学部卒で弁護士を目指すが、大学時代に憧れた女性デイル(アンディ・マクダウェル)への片思いに没頭する。

それぞれの思いが交錯する中、彼らは現実と理想のギャップに苦しみながらも、友情を頼りに成長していく。そして、ジュールズの自殺未遂をきっかけに、彼らは自分たちの人生を見つめ直し、それぞれの道を歩み始めることを決意するのだった。


エピソード

「ブラット・パック」の代表作
『ブレックファスト・クラブ』(1985年)と並び、80年代の若手スター「ブラット・パック」の代表的作品。

デミ・ムーアは撮影前に更生プログラムを受けた
役柄と同じく、当時デミ・ムーア自身も薬物問題を抱えており、監督の要請でリハビリを受けてから撮影に臨んだ。

ロブ・ロウのサックス演奏シーンは吹き替え
劇中でビリーが演奏するサックスは、実際にはプロミュージシャンの演奏。

テーマ曲「St. Elmo’s Fire (Man in Motion)」は世界的大ヒット
ジョン・パーが歌うこの曲は、全米1位を獲得し、映画を象徴する名曲に。

撮影中にキャスト同士の恋愛があった
若手俳優が集まったため、実生活でも恋愛関係が生まれたが、詳しいことは明かされていない。

ジョエル・シュマッカー監督のブレイク作
その後、『バットマン フォーエヴァー』(1995年)などを手掛けることになるシュマッカー監督の出世作。

アンドリュー・マッカーシーは「撮影中、他のキャストと距離を置いていた」
彼は自分のキャラクターに没入するため、あまりキャストと親しくならなかった。

ジュールズの部屋は80年代の象徴的デザイン
ピンクのインテリアやアート感覚あふれる部屋は、当時の若者文化を反映している。

「大人になれない若者」を描いた作品
80年代の若者たちが直面する「アイデンティティの模索」がテーマ。

ロブ・ロウのセクシーなイメージを確立
ロブ・ロウはこの作品で「ワイルドでモテる男」のイメージを定着させた。

ロケ地は本物のジョージタウン
主要なシーンは実際のジョージタウンで撮影された。

カービーの片思いは実話が元
監督のジョエル・シュマッカーが過去に経験した片思いを元にしている。

原題の「セント・エルモス・ファイアー」の意味
海で起こる発光現象「セント・エルモの火」のことで、「希望」や「幻想」の象徴とされる。

デミ・ムーアのファッションが話題に
80年代の象徴的ファッションとして、今でもレトロファッションのインスピレーションに。

音楽と映像の融合が評価
サウンドトラックと映像の組み合わせが印象的で、特にクライマックスの演出が称賛された。

「ブラット・パック」のイメージに苦しむ俳優も
彼らは若手スターのイメージが強すぎて、後のキャリアで苦労した。

ウェンディとビリーのシーンは「もっとも切ない恋愛シーン」
観客の間で「最も心に残るシーン」として語られることが多い。

最初の脚本では、もっとダークな結末だった
しかし、スタジオの意向で希望を持たせるエンディングに変更。

80年代の青春映画の定番作品
現在でも、80年代の象徴的な青春映画として愛されている。

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