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ある愛の詩 Love Story 1970

1970

ある愛の詩
Love Story
(アメリカ 1970)

[製作総指揮] デヴィッド・ゴールデン
[製作]  ハワード・G・ミンスキー
[監督]  アーサー・ヒラー
[原作]  エリック・シーガル
[脚本]  エリック・シーガル
[撮影]  リチャード・C・クラティナ
[音楽]  フランシス・レイ
[ジャンル]  恋愛/ドラマ
[シリーズ] 続 ある愛の詩(1968)
[受賞]
アカデミー賞オリジナル作曲賞
ゴールデングローブ賞作品賞/主演女優賞(アリ・マッグロー)/監督賞/オリジナル作曲賞/脚本賞

キャスト

アリ・マッグロー
(ジェニー)

ライアン・オニール
(オリバー)

ジョン・マーリー (フィル)

レイ・ミランド
(オリヴァー・バレット三世)


ラッセル・ナイプ (ディーン・トンプソン)
キャサリン・バルフォア (バレット夫人)
シドニー・ウォーカー (Dr.シェイプリー)
ロバート・モディカ (Dr.アディソン)
ウォーカー・ダニエルズ (レイ)

トミー・リー・ジョーンズ
(ハンク)


ジョン・メレンスキー (スティーヴ)
アンドリュー・ダンカン (ブローヴェルト牧師)




概要

『ある愛の詩』(Love Story)は、アーサー・ヒラーが監督し、ライアン・オニールとアリ・マッグローが主演した恋愛ドラマ。

異なる階級の2人の若者が出会い、愛し合い、困難を乗り越える姿を描く。

ヘンリー・マンシーニの名曲「ある愛の詩(Where Do I Begin)」と共に、切なくも美しいラブストーリーとして世界的にヒットした。




ストーリー

ハーバード大学の学生オリバー・バレット(ライアン・オニール)は、裕福な家庭に生まれたエリートだが、厳格な父親に窮屈さを感じていた。一方、ラドクリフ大学で音楽を学ぶジェニファー・キャヴァレリ(アリ・マッグロー)は、労働者階級の家庭で育ち、自立心が強く、明るく率直な性格の女性。図書館での出会いをきっかけに、2人は惹かれ合い恋に落ちる。

オリバーはジェニファーとの愛を深めるが、階級の違いが2人の間に大きな壁となる。オリバーの父親は、ジェニファーを受け入れず、2人の交際に反対する。しかし、オリバーは父の反対を押し切り、ジェニファーと結婚する決意を固める。父親との対立は決定的となり、オリバーは経済的な支援を断たれ、自らの力で生活を築こうとする。

2人は小さなアパートで慎ましくも幸せな生活を始める。オリバーは法律の勉強に励み、ジェニファーは音楽教師として働きながら夫を支える。やがて、オリバーが弁護士試験に合格し、未来への希望が見えてくる。しかし、その矢先、ジェニファーが病気に冒されていることが判明する。

ジェニファーの病状は悪化していき、治療費も莫大な額が必要となる。オリバーは父親に頭を下げて借金を申し入れるが、その理由は明かさない。オリバーの献身的な看病の中、ジェニファーは静かに死を受け入れ、2人は限られた時間を大切に過ごす。

最後の瞬間、ジェニファーは病院のベッドでオリバーに「悔いのない人生だった」と語り、静かに息を引き取る。深い悲しみに暮れるオリバーは、彼を迎えに来た父に対し「愛とは決して後悔しないこと」というジェニファーの言葉を口にし、父親との和解の兆しが見える。物語は、オリバーがひとり歩くシーンで幕を閉じる。彼の心にはジェニファーとの愛の記憶が永遠に刻まれている。


エピソード

  • 原作の小説『ある愛の詩』は映画の脚本を基に執筆され、公開前にベストセラーとなった。
  • 映画の有名なセリフ「愛とは決して後悔しないこと」は、恋愛映画の中でも最も引用されるフレーズの一つとなった。
  • 主題歌「Where Do I Begin」は大ヒットし、多くのアーティストによってカバーされた。
  • 撮影は主にハーバード大学とニューヨークで行われ、雰囲気のある風景が映画の美しい背景を形成している。
  • ジェニファーの病名は具体的に明かされておらず、普遍的な悲劇として描かれた。
  • 制作費は低予算だったが、全世界で大ヒットし、興行的に大成功を収めた。




感想

オリバーとジェニファーの愛の深さに胸が締め付けられた。最初は対照的な2人の関係だったが、物語が進むにつれその愛がいかに強く純粋であるかが伝わってきた。特にジェニファーの明るさと強さ、オリバーへの愛は本当に魅力的。悲しい結末ではあるけれど、愛の美しさを存分に感じられる作品で、観終わった後も余韻に浸れる。

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