エリン・ブロコビッチ
Erin Brockovich
(アメリカ 2000)
[製作総指揮] ジョン・ハーディ／カーラ・サントス・シャンバーグ
[製作] ダニー・デヴィート／マイケル・シャンバーグ／ステイシー・シェール／ゲイル・リオン
[監督] スティーヴン・ソダーバーグ
[脚本] スザンナ・グラント
[撮影] エドワード・ラックマン
[音楽] トーマス・ニューマン／シェリル・クロウ
[ジャンル] ドラマ／コメディ／伝記／実話
[受賞]
アカデミー賞 主演女優賞（ジュリア・ロバーツ）
ブロックバスター・エンターテインメント賞 女優賞（ジュリア・ロバーツ）
英国アカデミー賞 主演女優賞（ジュリア・ロバーツ）
ブロードキャスト映画批評家協会賞 主演女優賞（ジュリア・ロバーツ）
ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞（ジュリア・ロバーツ）
ラスベガス映画批評家協会賞 監督賞／作品賞／オリジナル脚本賞
ロンドン映画批評家協会賞 女優賞（ジュリア・ロバーツ）／英国助演男優賞（アルバート・フィニー）
LA映画批評家協会賞 女優賞（ジュリア・ロバーツ）／監督賞
MTV映画賞 主演女優賞（ジュリア・ロバーツ）
NY映画批評家協会賞 監督賞
サンディエゴ映画批評家協会賞 女優賞（ジュリア・ロバーツ）
キャスト
ジュリア・ロバーツ （エリン・ブロコビッチ）
デヴィッド・ブリスビン （Dr.ジェフィ）
ドーン・ディドウィック （ロザリンド）
アルバート・フィニー （エド・マースリー）
ヴァレント・ロドリゲス （ドナルド）
コンチャータ・フェレル （ブレンダ）
ジョージ・ロッキー・サリヴァン （LA判事）
パット・スキッパー （弁護士）
エリン・ブロコビッチ・エリス （ジュリア（ウェイトレス））
アーロン・エッカート （ジョージ）
ピーター・コヨーテ （カート・ポッター）
ストーリー
「エリン・ブロコビッチ」は、スティーヴン・ソダーバーグ監督によるアメリカの伝記ドラマ映画。実際の環境活動家エリン・ブロコビッチの実話に基づいており、ジュリア・ロバーツが主演を務めた。この映画は、環境正義の追求と個人の力の重要性を描いている。
エリン・ブロコビッチ（ジュリア・ロバーツ）は、シングルマザーで、仕事もなく苦労していた。ある日、交通事故に遭い、怪我を負ったエリンは訴訟を起こすが、結果は思わしくなかった。エリンは事故後、弁護士のエド・マスリー（アルバート・フィニー）の法律事務所で仕事を得る。
事務所で働くうちに、エリンはカリフォルニア州ヒンクリーでの奇妙な医療記録に気づく。調査を進めると、地元の水源がPG&E（パシフィック・ガス・アンド・エレクトリック社）によって汚染されていることを発見する。エリンは被害者たちと接触し、彼らのために戦う決意を固める。エリンの情熱と執念が実を結び、エド・マスリーと共にPG&Eを相手に大規模な集団訴訟を起こす。
エピソード
実話：
映画は実際の環境活動家エリン・ブロコビッチの実話を基にしており、彼女の人生と活動を忠実に描いている。
エリン・ブロコビッチのカメオ出演：
実際のエリン・ブロコビッチは、映画の中でウェイトレス役としてカメオ出演している。
ジュリア・ロバーツの役作り：
ジュリア・ロバーツは、役に深く入り込むために実際のエリン・ブロコビッチと多くの時間を過ごし、彼女の話し方や振る舞いを学んだ。
撮影場所：
映画の多くのシーンは実際のヒンクリーで撮影され、リアリティを追求した。
環境問題の啓発：
映画はPG&Eによる水源汚染の問題を広く周知させ、多くの人々に環境問題の重要性を認識させた。
脚本の賞賛：
スザンナ・グラントの脚本は高く評価され、映画のストーリーテリングが観客を引き込んだ。
興行成績：
映画は興行的にも成功し、全世界で2億5千万ドル以上の収益を上げた。
批評家の評価：
映画は批評家からも高い評価を受け、特にジュリア・ロバーツの演技とソダーバーグの演出が称賛された。
エリン・ブロコビッチのその後：
実際のエリン・ブロコビッチは映画公開後も環境活動を続け、多くの裁判で成功を収めている。また講演や執筆活動を通じて環境問題の啓発を続けている。
ロケーションの挑戦：
実際の汚染された地域での撮影は、キャストとクルーにとって大きな挑戦であり、慎重な対応が求められた。
音楽の使用：
映画の音楽はトーマス・ニューマンが担当し、感動的なシーンを盛り上げるために効果的に使用された。
法的影響：
映画の成功により、環境訴訟への関心が高まり、多くの人々が法的手段を通じて環境問題に立ち向かう動機付けとなった。
プロダクションデザイン：
映画のプロダクションデザインは、1990年代のアメリカの雰囲気を見事に再現している。
「エリン・ブロコビッチ」は、ジュリア・ロバーツの迫真の演技とスティーヴン・ソダーバーグの巧みな演出が光る、感動的な伝記ドラマだ。実話に基づくストーリーは、環境正義と個人の力の重要性を強調し、多くの観客に深い印象を与えた。
脚本、演技、撮影のすべてが高い水準でまとまり、環境問題への関心を喚起する作品となっている。
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