ナイト&デイ
Knight and Day
(アメリカ 2010)
[製作総指揮] アーノン・ミルチャン/ジョー・ロス
[製作] トッド・ガーナー/スティーヴ・ピンク/マーシャ・L・スウィントン/ホセ・ルイス・エスコラー
[監督] ジェームズ・マンゴールド
[脚本] パトリック・オニール
[撮影] フェドン・パパマイケル
[音楽] ジョン・パウエル
[ジャンル] アクション/アドベンチャー/コメディ
キャスト

トム・クルーズ
(ロイ・ミラー)

キャメロン・ディアス
(ジューン・ヘイヴンズ)
ピーター・サースガード (フィッツジェラルド)
ジョルディ・モラ (アントニオ)
ヴィオラ・デイヴィス (ジョージ)
ポール・ダノ (サイモン・フェック)
ファルク・ヘンチェル (ベルンハルト)
マーク・ブルカス (ロドニー)
レニー・ロフティン (ブレース)
マギー・グレイス (エイプリル・ヘイヴンズ)
リッチ・マンリー (ダニー)
デイル・ダイ (フランク・ジェンキンス)
セリア・ウェストン (モリー)
ガル・ガドット (ナオミ)
ジャック・オコネル (ウィルマー)
概要
『ナイト&デイ』(Knight and Day)は、トム・クルーズとキャメロン・ディアスが主演するアクション・コメディ映画。監督はジェームズ・マンゴールド(『LOGAN/ローガン』『フォードvsフェラーリ』)。CIAのスパイと一般女性が、陰謀に巻き込まれながら世界を飛び回るスリリングな展開と、主演2人の軽妙な掛け合いが特徴。ロマンス、ユーモア、そしてトム・クルーズならではのスタントアクションが見どころとなっている。
ストーリー
ジューン・ヘイブンス(キャメロン・ディアス)は、ボストン空港で偶然出会った魅力的な男性ロイ・ミラー(トム・クルーズ)と同じ飛行機に乗る。しかし、飛行中にロイが乗客全員を倒し、さらに操縦士を殺害したことで、状況は一変。彼女は意識を失い、目覚めると飛行機は不時着していた。ロイは「君はCIAの陰謀に巻き込まれた。俺を信じろ」と言い残し、姿を消す。
ジューンは自分の日常に戻ろうとするが、CIAのフィッツジェラルド(ピーター・サースガード)らに追われ、再びロイと遭遇。ロイは彼女を守るためにCIAのエージェントたちを倒しながら、彼女をスペインへ連れて行く。ロイが持つのは「ゼファー」と呼ばれる革新的なバッテリーで、これを巡ってCIA内部の裏切り者や武器商人が動いていた。
ロイとジューンはヨーロッパ、南米を転々としながら、陰謀を暴こうとする。しかし、ジューンは次第にロイが本当に信用できるのか疑問を抱く。彼の正体や「ゼファー」の本当の価値、そしてCIAの真の敵が明らかになるにつれ、ジューンはただの巻き込まれた一般人から、ロイのパートナーとして覚醒していく。
クライマックスでは、スペイン・セビリアでロイとジューンがCIAや敵対組織と激しいカーチェイスと銃撃戦を繰り広げる。最終的にロイはジューンを守りながら敵を倒し、「ゼファー」を確保。ジューンは彼を助ける決意をし、二人は新たな旅へと向かう。
エピソード
トム・クルーズのアクションへのこだわり
ほぼ全てのスタントをクルーズ自身が演じ、バイクのシーンでは実際にキャメロン・ディアスを後ろに乗せて撮影。
トムは映画のために特別に改造されたDucati Hypermotardバイクを運転し、危険なカーチェイスを実際に行った。
キャメロン・ディアスのアクション挑戦
ディアスもほぼ全てのアクションを自分でこなし、クルーズと共にスタント訓練を受けた。
スペインの牛追い祭りシーン
セビリアの街中でバイクと牛の大群が入り乱れるシーンは、CGと実際の撮影を組み合わせた大掛かりなものだった。
飛行機のアクションシーン
冒頭の飛行機内での戦闘シーンは、実際にセットを回転させる仕掛けを使い、リアルな無重力アクションを演出。
撮影場所の豪華さ
撮影はアメリカ(ボストン、ロサンゼルス)、オーストリア、スペイン(セビリア、カディス)、ジャマイカなど世界各地で行われた。
オリジナルタイトル案
当初は『Wichita』というタイトルだったが、スパイ映画らしいタイトルに変更された。
キャメロン・ディアスの運転シーン
ジューンがカーチェイス中に銃を撃ちながら運転するシーンは、ディアス自身が実際に運転した。
トム・クルーズとディアスの再共演
二人は2001年の『バニラ・スカイ』以来の共演で、当時の信頼関係が本作にも反映されている。
撮影中の事故
セビリアでのバイクチェイス撮影中、エキストラの一人が転倒し、一時撮影が中断された。
コメディ要素の強調
もともとアクション寄りの脚本だったが、クルーズが「ユーモアをもっと入れよう」と提案し、コメディ要素が増えた。
特殊効果の最小化
スタントと実際の撮影にこだわり、CGの使用を極力抑えた。
クルーズの「サングラスアクション」
彼はシーンの途中でサングラスをかけたり外したりする独特の動きを、アクションの一部として取り入れた。
ディアスのコメディセンス
彼女のアドリブが多数採用され、特にロイに振り回されるシーンでは自然なリアクションが生まれた。
スパイ映画のパロディ
007や『ミッション:インポッシブル』シリーズを意識したシーンが多く、トム・クルーズ自身も楽しんで演じた。
武器のリアリティ
CIAのスパイらしく、実際のスパイ映画で使用される武器やガジェットを参考にしたデザインが採用された。
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