マリア・ブラウンの結婚
Die ehe der Maria Braun
(西ドイツ 1978)
[製作] ミハエル・フェングラー
[監督] ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
[原作] ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
[脚本] ピア・フレーリッヒ/ペーター・メルテスハイマー/クルト・ラーブ
[撮影] ミヒャエル・バルハウス
[音楽] ペール・ラベン
[ジャンル] ドラマ
[受賞]
ベルリン国際映画祭 審査員賞/主演女優賞(ハンナ・シグラ)
ロンドン批評家協会賞 外国語映画賞
ハンナ・シグラ (マリア・ブラウン)
クラウス・レーヴィッチ (ヘルマン・ブラウン)
イヴァン・デニー (カール・オズワルド)
ギセラ・ウーレン (母)
エリザベート・トリセナー (ベティ)
ゴットフリート・ジョン (ウィリー)
ジョージ・バード (ビル)
「マリア・ブラウンの結婚」は、第二次世界大戦後のドイツを舞台に、強く生き抜く女性マリア・ブラウンの波乱に満ちた人生を描いたドラマである。戦時中に結婚したマリアは、夫ヘルマンが戦場へと送り出された後、彼の帰りを待ちながらも、戦後の混乱した社会で生きるために必死に働く。やがて、マリアは成功を手にするが、愛と裏切り、欲望と自己犠牲が交錯する複雑な運命に巻き込まれていく。夫への一途な愛と、自立した女性としての生き方がテーマとなった作品であり、個人の運命と戦後ドイツの復興が絡み合う重厚な物語である。
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