ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
Mission: Impossible – Rogue Nation
(アメリカ・中国・イギリス・オーストリア・モロッコ・香港 2015)
[製作総指揮] ジェイク・マイヤーズ
[製作] JJエイブラムス/ブライアン・バーク/トム・クルーズ/ザカリア・アラウイ/デヴィッド・エリソン/ダナ・ゴールドバーグ/ドン・グエンジャー/トーマス・ヘイスリップ/ヘレン・メドラノ/マリセル・パグラヤン/ダニエル・M・スティルマン
[監督] クリストファー・マッカリー
[原作] ブルース・ゲラー/クリストファー・マッカリー/ドリュー・ピアース
[脚本] クリストファー・マッカリー
[撮影] ロバート・エルスウィット
[音楽] ジョー・クレーマー
[ジャンル] アクション/アドベンチャー/スリラー
[シリーズ]
ミッション・インポッシブル(1996)
M:I-2(2000年)
M:i:III(2006年)
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年)
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(2015年)
ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年)
ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年)
ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART TWO(2025年)
キャスト

トム・クルーズ
(イーサン・ハント)

ジェレミー・レナー
(ウィリアム・ブラント)
サイモン・ペグ (ベンジー)
レベッカ・ファーガソン (イルザ・ファウスト)

ヴィング・レイムス
(ルーサー・スティッケル)
ショーン・ハリス (レーン)
サイモン・マクバーニー (アトリー)
チャン・チンチュー (ローレン)
トム・ホランダー (英国首相)
イェンス・フルテン (ヤニク・ヴィンター)

アレック・ボールドウィン
(アラン・ハンリー)
概要
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(Mission: Impossible – Rogue Nation)は、シリーズ第5作目にあたるスパイアクション映画。監督はクリストファー・マッカリー、主演はトム・クルーズ。IMFが解体の危機に瀕しながらも、謎の犯罪組織「シンジケート」に立ち向かうストーリーが展開される。超絶アクションとスリリングなスパイゲームに加え、シリーズ屈指の魅力を持つヒロイン、イルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)が登場したことで大きな話題となった。
ストーリー
IMF(Impossible Mission Force)はCIA長官アラン・ハンリー(アレック・ボールドウィン)によって解体され、イーサン・ハント(トム・クルーズ)は国際的な犯罪組織「シンジケート」の調査中に捕らえられてしまう。だが、謎の女性イルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)の助けで脱出。イルサはシンジケートの一員だが、二重スパイとしてMI6の任務を受けている可能性があった。
イーサンはIMFが解体されたため単独で行動し、仲間のベンジー・ダン(サイモン・ペグ)、ルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)、そして元CIA分析官ウィリアム・ブラント(ジェレミー・レナー)と協力しながらシンジケートのリーダー、ソロモン・レーン(ショーン・ハリス)を追う。
重要な鍵を握るのは、オーストリアのウィーン国立歌劇場での暗殺計画、モロッコでの水中金庫の突破、ロンドンでの最終対決。特に水中のデータセンターに潜入し、酸素ボンベなしで危険な任務を遂行するシーンは圧巻。
最終的に、イーサンは巧妙な罠を仕掛け、シンジケートを壊滅させることに成功。CIAもIMFの必要性を認め、組織は復活する。
エピソード
トム・クルーズの飛行機スタント
冒頭でイーサンが貨物機の外側にぶら下がるシーンは、トム・クルーズが本当に実施。CGやスタントダブルは使用せず、実際に飛行中の飛行機に張り付いた。
レベッカ・ファーガソンの抜擢
イルサ・ファウスト役のレベッカ・ファーガソンは、オーディションでのアクションテストが評価され抜擢された。
ウィーン国立歌劇場での実際のロケ
有名な「トゥーランドット」の公演中に、イーサンとイルサが暗殺者たちと戦うシーンは、実際のウィーン国立歌劇場で撮影。
水中シーンのリアリズム
イーサンが水中のデータセンターに潜入するシーンでは、トム・クルーズが特訓を受け、約6分間息を止める能力を習得。
オートバイチェイスの迫力
モロッコでのバイクチェイスでは、トム・クルーズが実際にノーヘルメットでハイスピード走行。
ソロモン・レーンの不気味さ
敵役ソロモン・レーンを演じたショーン・ハリスは、撮影中も役に入り込んでいたため、共演者が近寄りがたかった。
CIAの会議室シーンの撮影方法
CIA会議室のシーンは、実際に英国政府の建物を使って撮影。
トムの肺活量伝説
水中シーンのトレーニングでは、実際に水中で7分間息を止めたことが報道され、話題になった。
バイクのリアルさ
映画で使用されたのはBMW S1000RRで、モロッコの山岳地帯での走行が見どころ。
「手錠をかけたまま戦う」シーン
レベッカ・ファーガソンが手錠をかけられたまま戦うシーンは、完全な即興で演じられた。
モロッコでの事故
バイクチェイスの撮影中、一部のスタッフが軽いケガを負うハプニングも。
クリストファー・マッカリーのシリーズ初監督作
これ以降、彼がシリーズの常連監督となった。
イーサンのアイコン的ジャケット
クルーズが着用する革ジャンは、過去の作品のデザインを意識して作られた。
落とし穴のある罠
イーサンが敵を生け捕りにするラストの仕掛けは、実際の軍事作戦から着想を得た。
ベンジーの出番増加
サイモン・ペグ演じるベンジーが、シリーズで最も活躍する作品となった。
CIAとIMFの駆け引き
シリーズでは初めて、CIAがIMFを完全に解体しようとする展開が描かれた。
カーチェイスとバイクアクションの融合
車からバイクへ乗り換えるアクションが、これまでのシリーズにはない新しい試みとなった。
「シンジケート」の設定
原作のテレビシリーズ『スパイ大作戦』に登場した犯罪組織シンジケートが、映画版に初めて本格的に登場。
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