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[女優] ポーレット・ゴダード Paulette Goddard 出演作品一覧|プロフィール|エピソード | モダン・タイムス

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ポーレット・ゴダード
Paulette Goddard

1910年6月3日、アメリカ・ニューヨーク・ロングアイランド生まれ。
1990年4月23日、スイス・ロンコで死去(心不全)。享年79歳。
身長160cm。
14歳でジーグフェルド一座に入り、舞台女優として活躍。
18歳で琥珀会社社長と結婚したがすぐに離婚。
チャップリンの「モダン・タイムス」に起用され、同時に結婚したが数年後離婚(事実婚)。
後に「西部戦線異常なし」の作者、エリッヒ・マリア・レマルクと結婚、最後まで同居しない夫婦だったといわれる。

今回は、チャップリンを公私ともに支え、その美貌と聡明さでハリウッドを席巻した「自由奔放なミューズ」ポーレット・ゴダードをご紹介します。

彼女は単なる「美しい女優」にとどまらず、自らのキャリアと人生を自らの手で切り拓いた、非常にモダンで自立した女性でした。チャップリンとの伝説的な関係から、大作への出演、そして宝石を愛した華やかな私生活まで、彼女のダイナミックな歩みに迫ります。


輝きを放つ自由な魂。ポーレット・ゴダード、スクリーンの永遠のミューズ

ポーレット・ゴダードの魅力は、見る人を元気にするような、弾けるような笑顔と生命力にあふれた美しさです。

彼女は、チャップリンの『モダン・タイムス』で見せた浮浪児の役のように、泥にまみれても失われない気高さと野生味を持っていました。また、彼女はハリウッドの中でも際立って知的な女性であり、自分の価値を誰よりも理解していました。スタジオの思惑に流されることなく、常に自分らしく生きるその姿勢は、当時の女性たちの憧れであり、多くの偉大な男たちが彼女に夢中になった理由でもありました。


✦ PROFILE & BACKGROUND

  • 本名:マリオン・ポーリン・レヴィ
  • 生涯:1910年6月3日 ~ 1990年4月23日(享年79歳)
  • 出身:アメリカ・ニューヨーク州ホワイト・プレインズ
  • 背景:幼い頃からモデルとして活動し、10代でブロードウェイの舞台へ。ハリウッドに移った後、チャールズ・チャップリンに見出され、彼のパートナーとして、また主演女優として一躍スターダムにのし上がりました。
  • 功績:1943年、『ロイドの要塞』でアカデミー助演女優賞にノミネート。


1. 魂の伴侶としての輝き:モダン・タイムス

チャップリンの無声映画時代の最後を飾る傑作で、ポーレットは家なき少女を演じました。 彼女の持つ野生的な美しさと、どんなに困難な状況でも希望を捨てない明るさは、チャップリンが描く世界に新しい風を吹き込みました。

ラストシーンで、二人が手を取り合って夜明けの道を歩んでいく姿は、映画史に残る最も美しいエンディングの一つとして語り継がれています。

2. 独裁者に抗う美しき花:チャップリンの独裁者

チャップリンがヒトラーを風刺した記念碑的な作品で、ポーレットはユダヤ人の床屋の恋人ハンナを演じました。

この作品で彼女が見せた、虐げられても失われない勇気と、ラストのチャップリンによる演説を聞く際の感動に満ちた表情は、観客の心に深く刻まれました。チャップリンとの公私にわたるパートナーシップが、最も崇高な形で結実した一作と言えるでしょう。

3. 女たちの華麗なる戦い:ザ・ウィメン

ノーマ・シアラーやジョーン・クロフォードといった超豪華女優陣が共演した、出演者が全員女性という異色作。 ポーレットは、結婚生活に波乱を巻き起こす活発な女性を演じ、大スターたちの間でも引けを取らない存在感を発揮しました。彼女の持つコメディセンスと、モダンで都会的な魅力が存分に引き出された作品です。


🎭 ポーレット・ゴダードを巡る珠玉のエピソード集

1. チャップリンとの「謎の結婚」

彼女は数年間、チャップリンと共同生活を送り、公私ともに彼の最大の理解者でした。しかし、二人が正式に結婚していたかどうかは長年の謎でした。

『風と共に去りぬ』のヒロイン、スカーレット・オハラ役の最終候補に残った際、プロデューサーから「結婚証明書を見せなければ役は与えられない」と言われ、彼女がそれを拒んだために役を逃したという有名な逸話があります。後に二人は「実は航海中に結婚していた」と発表しましたが、そのミステリアスな関係も彼女の魅力の一部でした。

2. スカーレット・オハラになり損ねた「最強の候補」

前述の通り、彼女は『風と共に去りぬ』の主役レースで、ヴィヴィアン・リーに決まる直前まで最有力候補でした。カメラテストの結果も素晴らしく、チャップリンの後押しもありましたが、最終的に私生活の不透明さを理由に役を逃しました。

しかし、彼女はこれを恨むことなく、「あの役を演じなかったおかげで、もっと自由になれたわ」と笑い飛ばす器の大きさを持っていました。

3. 宝石への飽くなき情熱

彼女はハリウッドでも屈指の「ジュエリー・コレクター」として知られていました。特にエメラルドを愛し、歴代の夫や恋人たちから贈られた豪華な宝石を身に纏う姿は、まさにスターそのもの。彼女にとって宝石は、自らの成功の証であり、自由を勝ち取った勲章のようなものでした。

4. 作家レマルクとの静かな晩年

チャップリンと別れた後も数回の結婚を経験しましたが、最後の夫となったのは『西部戦線異状なし』で知られる作家エーリヒ・マリア・レマルクでした。知性豊かな二人は深く愛し合い、スイスの湖畔で静かで文化的な晩年を過ごしました。華やかなハリウッドの喧騒を離れ、一人の女性として真実の愛を見つけた彼女の人生は、実に豊かなものでした。

5. 驚異的な投資の才能

彼女は女優としての収入を賢く投資し、不動産や美術品の売買で巨万の富を築きました。誰に頼ることなく、自らの経済的自由を確立した彼女は、当時の「男性に従属する女優」というステレオタイプを打ち破った、真のビジネスウーマンでもありました。

6. 批判を跳ね返す「ポジティブな自信」

彼女の奔放な私生活は時にゴシップ紙の標的になりましたが、彼女は常に「私は自分の人生を楽しんでいるだけ。他人がどう思おうと関係ないわ」という姿勢を貫きました。その揺るぎない自信が、彼女をいつまでも若々しく、美しく保っていたのです。


📝 まとめ:自らの手で運命を描いた女神

ポーレット・ゴダードは、誰かの「お気に入り」で終わることを拒み、自らの意志で輝き続けた女性です。

チャップリンのミューズとして映画史に名を刻みながらも、彼の手を離れた後もさらに独自の魅力を開花させ、豊かな人生を謳歌しました。彼女がスクリーンで見せたあの太陽のような笑顔は、自らの人生を愛し、自由に生きることを選んだ女性だけが持てる、本物の輝きだったのです。





[出演作品]

1932   22歳

カンターの闘牛士     The Kid from Spain
極楽兵隊さん     Pack Up Your Troubles

1936   26歳

モダン・タイムス     Modern Times


1938   28歳

心の青春     The Young in Heart

1939   29歳

ザ・ウィメン     The Women
猫とカナリヤ     The Cat and the Canary

1940   30歳

セカンド・コーラス/恋のスウィング合戦     Second Chorus
独裁者     The Great Dictator


北西騎馬警官隊     North West Mounted Police

1942   32歳

森林警備隊The Forest Rangers
絶海の嵐     Reap the Wild Wind

1943   33歳

戦場の天使     So Proudly We Hail!

1945   35歳

ハリウッド宝船     Duffy’s Tavern

1946   36歳

小間使の日記     The Diary of a Chambermaid

1947   37歳

ハリウッド・アルバム     Variety Girl
征服されざる人々     Unconquered

1949   39歳

戦乱の花嫁     Bride of Vengeance

1954   44歳

目撃者は語らず     Girl in Room 17

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