ジョニー・ワイズミュラー
Johnny Weissmuller
1904年6月2日、ルーマニア生まれ。
1984年1月20日、メキシコ・アカプルコで死去(脳溢血)。享年79歳。
両親はハンガリー人。
3歳の頃アメリカへ渡る。
身長190cm。
シカゴ大学卒。
身体が弱かったため、医師の勧めで水泳を始め、数々の大会で優勝、ついにはオリンピックのゴールドメダリストとなる。
25歳の時映画デビュー。
28歳の時「類猿人ターザン」で一躍スターになり、ターザンシリーズを多数主演。
ジョニー・ワイズミュラーは、アメリカの俳優であり、競泳選手としても非常に有名であった。特に映画『ターザン』シリーズでのターザン役で広く知られている。彼の力強い演技と見事な体力は、スクリーンにおける英雄像を体現した。
ワイズミュラーはオーストリア=ハンガリー帝国(現在のルーマニア)で生まれ、幼い頃に家族と共にアメリカに移住した。彼は若い頃から水泳に才能を発揮し、1920年代にはオリンピック競泳選手として活躍した。1924年パリオリンピックと1928年アムステルダムオリンピックで計5つの金メダルを獲得し、競泳の世界記録を多数打ち立てた。
競泳での成功を収めたワイズミュラーは、その身体能力とカリスマ性を武器に映画界に進出した。彼の映画デビューは1932年の『類猿人ターザン』で、彼はターザン役を演じた。この映画は大ヒットし、彼のキャリアを一気にスターダムに押し上げた。ワイズミュラーはターザン役を続けて演じ、計12本の映画に出演した。
彼のターザンは、野生的で力強いイメージが強調され、観客に深い印象を与えた。また、彼の独特のターザンの叫び声は非常に有名であり、後の多くのターザン俳優によって模倣された。
ワイズミュラーの私生活も注目を集めた。彼は生涯に5回結婚し、その中でも特に有名なのはルイーズ・ザ・マグナジーとの結婚と離婚である。彼の結婚生活は波乱に満ちており、多くのゴシップやスキャンダルが報じられた。彼の4番目の妻であるバヴィ・デヴリーズとの結婚も短命に終わり、彼の私生活は常にメディアの注目の的であった。
また、ワイズミュラーは晩年に経済的な困難に直面し、ラスベガスでのカジノ営業やプロモーション活動に参加するなど、収入を得るために様々な活動を行った。
ワイズミュラーは映画界から引退した後も、その健康的なイメージと競泳での実績により、多くのファンに愛され続けた。晩年にはアルツハイマー病を患い、1984年にメキシコのアカプルコで亡くなった。
[出演作品]
1932 28歳
1934 30歳
ターザンの復讐 Tarzan and His Mate
1936 32歳
ターザンの逆襲 Tarzan Escapes
1939 35歳
ターザンの猛襲 Tarzan Finds a Son!
1941 37歳
ターザンの黄金 Tarzan’s Secret Treasure
1942 38歳
ターザン紐育へ行く Tarzan’s New York Adventure
1943 39歳
ターザンの凱歌 Tarzan Triumphs
ターザン砂漠へ行く Tarzan’s Desert Mystery
1945 41歳
魔境のターザン Tarzan and the Amazons
1946 42歳
ターザンと豹女 Tarzan and the Leopard Woman
1947 43歳
ターザンの怒り Tarzan and the Huntress
1948 44歳
絶海のターザン Tarzan and the Mermaids
1949 45歳
ジャングルの宝庫 The Lost Tribe
1976 72歳
名犬ウォン・トン・トン Won Ton Ton, the Dog Who Saved Hollywood
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