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砂上の法廷 The Whole Truth 2016




砂上の法廷
The Whole Truth
(アメリカ 2016)

[製作総指揮] スコット・フィッシャー/ニコラス・カザン/ジャミン・オブライエン/バディ・パトリック/エヤル・リモン/チャールズ・ローヴェン/アンクル・ルンタ/ヴィシャル・ルンタ/リチャード・サックル/ギデオン・タドモア/ロバート・オグデン・バーナム
[製作] アンソニー・ブレグマン/イーロン・ダーショウィッツ/ケヴィン・スコット・フレイクス/ラジ・ブリンダー・シン/ピーター・クロン/マーク・ファサーノ/チップ・ホウリハン
[監督] コートニー・ハント
[脚本] ニコラス・カザン
[音楽] エフゲニ・ガルペリン/サシャ・ガルペリン
[撮影] ジュールス・オローリン
[ジャンル] ミステリー/クライム/スリラー


キャスト

キアヌ・リーヴス
(リチャード・ラムゼイ)

レネー・ゼルウィガー
(ロレッタ・ラシター)

ググ・バタ・ロー (ジャネル・ブレイディ)
ガブリエル・バッソ (マイク・ラシター)

ジム・ベルーシ
(ブーン・ラシター)

ジム・クロック (ルブラン)
リッチー・モンゴメリー (ロビショー判事)
クリストファー・ベリー (ルグラン)
ララ・グライス (陪審員No.3)
ニコール・バール (アンジェラ・モーリー)
ラッキー・ジョンソン (リムジン運転手)
リンゼイ・キンボール (スティード)
ジェイソン・カークパトリック (グレイブス)



概要

『砂上の法廷』(The Whole Truth)は、2016年公開の法廷サスペンス映画。監督はコートニー・ハント、主演はキアヌ・リーヴス、共演にレニー・ゼルウィガー、ガブリエル・バッソ、ググ・バタ=ロー、ジム・ベルーシ。父親殺害の容疑をかけられた少年を弁護する弁護士が、事件の真相を暴いていくというストーリー。




ストーリー

敏腕弁護士リチャード・ラムゼイ(キアヌ・リーヴス)は、親友だったブーン・ラセット(ジム・ベルーシ)の殺害事件を担当することになる。被告人は、ブーンの17歳の息子マイク・ラセット(ガブリエル・バッソ)。しかし、マイクは父を刺殺したという証拠があるにもかかわらず、一言も口を開かない。

ブーンは表向きは成功した弁護士で裕福な家庭を築いていたが、実際には家庭内暴力を繰り返し、息子や妻ロレッタ(レニー・ゼルウィガー)を虐待していたことが明らかになる。リチャードはロレッタが事件当日の状況を説明する証言を行うよう働きかけるが、彼女は動揺し、法廷での証言を避けようとする。

一方で、新米弁護士ジャネル・ブレイディ(ググ・バタ=ロー)と協力しながら、リチャードはマイクの沈黙の理由を探る。彼は法廷で「マイクが正当防衛で父を殺したのではないか」と主張するが、証拠が不足していた。

裁判が進むにつれ、事件の本当の真相が浮かび上がる。実は、マイクは父を殺していなかった。殺したのは母ロレッタであり、マイクは彼女を庇うために沈黙していたのだった。

最終的に、裁判ではマイクに無罪判決が下る。しかし、リチャードは母親の真実を知ってしまい、この事実を世に出すべきかどうか葛藤する。

エピソード


キアヌ・リーヴスのキャスティングは急遽決定
当初、主演はダニエル・クレイグだったが、彼が『スペクター』の撮影と重なったため、やむを得ず降板し、キアヌが代役として参加。


レニー・ゼルウィガーの復帰作
彼女にとっては、2010年以降のキャリアの中で本格的な復帰作の一つだった。


ジム・ベルーシが珍しくシリアスな役に挑戦
彼はコメディ俳優として知られるが、本作では暴力的な父親役を演じ、冷酷な演技を披露。


キアヌは撮影中にスピーチトレーニングを実施
法廷での説得力を高めるため、スピーチの専門家と練習を重ねた。


撮影はルイジアナ州で行われた
実際の裁判所を借りて撮影し、リアルな雰囲気を作り出した。


低予算ながら緻密な演出
予算は1500万ドル以下で、セットやロケ地を工夫して制作された。


レニー・ゼルウィガーは役作りのために心理学を学んだ
彼女は虐待を受ける妻の心理を理解するため、心理学者と話をした。


キアヌの弁護士役は珍しい
彼が法廷ドラマに主演するのは本作が初めて。


法廷シーンはほぼリアルタイムで進行
観客が実際の裁判を見ているような没入感を出すため、編集を最小限にした。


ダニエル・クレイグの降板理由は『007』撮影


キアヌは台詞量に苦戦
彼は膨大な法廷シーンの台詞を覚えるのに苦労し、撮影中はほぼ毎日練習していた。


原作は存在しない
完全オリジナル脚本で、実際の事件を基にしていない。


タイトルの意味
「The Whole Truth(真実のすべて)」というタイトルは、法廷での「偽証をしない誓い」から取られている。


撮影期間は短かった
約30日間という短期間で撮影された。


結末の解釈は観客に委ねられる
ラストのシーンでは、「真実を公にするかどうか」をあえて明確にしない演出になっている。


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