2番目のキス　Fever Pitch　2005

2番目のキス
Fever Pitch
(アメリカ・ドイツ　2005)

[製作総指揮]　デビッド・エヴァンス／マーク・S・フィッシャー／ニック・ホーンビー
[製作]　ドリュー・バリモア／アラン・グリーンスパン／ナンシー・ジュヴォネン／クリス・マイヤー／ギル・ネッター／ハル・オロフソン／アマンダ・ポージー／グウェン・ストローマン／ブラッドリー・トーマス
[監督]　ボビー・ファレリー／ピーター・ファレリー
[原作]　ニック・ホーンビー
[脚本]　ボビー・ファレリー／ピーター・ファレリー
[撮影]　マシュー・F・レオネッティ
[音楽]　クレイグ・アームストロング
[ジャンル]　コメディ／恋愛／スポーツ

キャスト

ジミー・ファロン　（ベン）
ジェイソン・スペヴァック　（ベン-1980）
ジャック・ケーラー　（アル）
スコット・セヴァランス　（アーティ）
ジェサミー・フィネット　（テレサ）
モーリン・ケイラー　（ライブ）
レニー・クラーク　（カールおじさん）

ケイディー・ストリックランド　（ロビン）
マリッサ・ジャレット・ウィノクール　（サラ）
エヴァン・ヘルムート　（トロイ）
ブランドン・クラッグス　（ケイシー）
ブレット・マーフィー　（ライアン）
イザベラ・フィンク　（オードリー）
ミランダ・ブラック　（キャリー）
グレタ・オニオグー　（タミー）
ジョニー・スニード　（クリス）
ジェームス・シッキング　（ダグ・ミークス）
マイケル・ルーベンフェルド　（イアン）
ウィリー・ガーソン　（ケビン）
アルマンド・リエスコ　（ジェラルド）
ゼン・ゲスナー　（スティーヴ）

概要

『2番目のキス』（Fever Pitch）は、ピーター＆ボビー・ファレリー兄弟が監督し、ジミー・ファロンとドリュー・バリモアが主演するロマンティック・コメディ。仕事熱心な女性と、野球チーム「ボストン・レッドソックス」に熱狂的な愛情を注ぐ男性との恋愛を描く。野球と恋愛をテーマに、ユーモアと感動を織り交ぜたストーリーが展開する。

ストーリー

ベン（ジミー・ファロン）は、ボストンの学校で働く陽気で親しみやすい数学教師。一方、リンジー（ドリュー・バリモア）は、バリバリのキャリアウーマンで仕事に夢中の日々を送っていた。友人の紹介で出会った二人は、すぐに意気投合し、恋に落ちる。

しかし、交際が進むにつれ、ベンのもう一つの愛—地元野球チーム「ボストン・レッドソックス」への熱狂ぶり—が明らかになる。シーズンチケット保持者であるベンは、野球の試合観戦を何よりも優先し、生活の多くを野球に捧げていた。試合の日程がデートや仕事を圧迫し、リンジーは次第にベンの偏愛に不満を抱くようになる。

一方、リンジーは仕事での昇進を目指し、忙しいスケジュールの中でベンとの関係を維持しようと奮闘する。野球が原因で二人の関係に亀裂が生じるが、やがてベンは大切なものが何であるかを再認識し、二人はそれぞれの情熱を尊重し合う道を模索する。

エピソード

実際のレッドソックス優勝が物語に影響
撮影中にレッドソックスがワールドシリーズで86年ぶりの優勝を果たし、急遽シナリオが修正され、その歴史的瞬間が映画に組み込まれた。

ドリュー・バリモアの躍動感
バリモアは野球のシーンでのアクションに積極的に取り組み、試合会場の群衆の中で熱演した。

フェンウェイ・パークでの撮影
ボストン・レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークで実際に撮影が行われ、映画にリアリティを与えた。

即興演技の多用
ファロンとバリモアの自然なやり取りが重要視され、脚本外の即興演技が多数採用された。

原作と設定の変更
映画はニック・ホーンビィの小説『フィーバーピッチ』が原作だが、物語の背景がサッカーから野球に変更されている。

レッドソックスファンの熱狂
撮影時には地元ファンの協力を得て、試合観戦シーンのリアルな熱気を再現した。

レッドソックスの選手も出演
実際の選手たちがカメオ出演し、映画のリアリティを高めている。

映画と現実の交錯
ワールドシリーズ優勝の祝賀パレードのシーンでは、実際のイベントがそのまま映画に使用された。

感想

リンジーとベンの恋愛がリアルで共感できる！
特に、趣味や情熱が恋愛に与える影響を描いた点が面白かった。
野球に熱狂するベンの姿は微笑ましいけど、彼女の気持ちを考えると「もう少しバランス取って！」と思わず応援したくなる場面も。
最後に二人が互いを尊重し合う形で関係を築く姿は爽やか。