ディアナ・ダービン
Deanna Durbin
1921年12月14日、カナダ・マニトバ・ウィニペグ生まれ。
2013年4月17日、フランス・パリで永眠。享年91歳。
本名エドナ・メイ・ダービン。
身長161cm。
生後間もなくロスに移り、美声を認められてMGMと契約。
15歳で映画デビュー。
「オーケストラの少女」の成功で天才少女歌手と謳われ、大スターとなる。
23本の映画に出演したが、27歳で引退。
ディアナ・ダービンは、カナダ生まれのアメリカの女優兼歌手で、1930年代から1940年代にかけてハリウッドで最も人気のあるスターの一人だった。彼女は特にその美しいソプラノの声で知られ、ミュージカル映画で大成功を収めた。
ディアナは幼少期にカリフォルニアに移り、14歳でMGMと契約し、短編映画『Every Sunday』(1936年)でジュディ・ガーランドと共演した。後にユニバーサル・スタジオと契約し、彼女の映画デビュー作『天使の花園』は大ヒットし、ユニバーサルを破産の危機から救ったと言われている。彼女の映画は、特に若い女性たちに人気があり、『オーケストラの少女』や『It Started with Eve』(1941年)などが代表作となっている。
彼女は、1941年にアシスタントディレクターのヴォーン・ポールと結婚したが、1943年に離婚。その後、1945年にプロデューサーのフェリックス・ジャクソンと再婚し、娘ジェシカをもうけたが、この結婚も1949年に終わった。1950年にはフランス人監督のチャールズ・デイヴィッドと結婚し、彼との間に息子ピーターが生まれた。結婚する前に、彼女は1つの条件を出した。それは、彼女が切望していた「無名の生活」を手に入れることを夫が約束することだった。彼女はその後、パリ近郊に移り住み、映画界から引退した。
彼女はアンネ・フランクのお気に入りの映画スターだった。ナチスから身を隠したアムステルダムの隠れ家にあるアンネの「映画の壁」には、ダービンの写真が2枚飾られていた。
MGMと契約する際、芸名を「ダイアナ」とする予定だったが、広報担当者が聞き間違えて「ディアナ」と登録された。
ディアナは1948年の映画『恋ごころ』を最後に、わずか27歳で映画界を引退した。彼女はその後、メディアの前から姿を消し、家族と共にフランスで静かな生活を送り続けた。彼女は引退後も復帰することはなく、プライバシーを非常に重視した。2013年に91歳で亡くなった。
[出演作品]
1936 15歳
天使の花園 Three Smart Girls
1937 16歳
オーケストラの少女 One Hundred Men and a Girl
1938 17歳
アヴェ・マリア Mad About Music
年ごろ That Cerrtain Age
1939 18歳
庭の千草 Three Smart Girls Grow Up
銀の靴 First Love
1940 19歳
ホノルル航路 It’s a Date
青きダニューヴの夢 Spring Parade
1943 22歳
海を渡る唄 The Amazing Mrs. Holliday
春の序曲 His Butler’s Sister
1944 23歳
クリスマスの休暇 Christmas Holiday
1947 26歳
私はあなたのもの I’ll be Yours
1948 27歳
恋ごころ For the Love of Mary
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