PR

47Ronin 47 Ronin 2013



47Ronin
47 Ronin
(アメリカ・イギリス・日本・ハンガリー 2013)

[製作総指揮] クリス・フェントン/ウォルター・ハマダ/アーウィン・ストフ/スコット・ステューバー
[製作] パメラ・アブディ/エリック・マクロード/マイケル・メーカー
[監督] カール・リンシュ
[脚本] クリス・モーガン/ホセイン・アミニ/ウォルター・ハマダ
[音楽] イラン・エシュケリ
[撮影] ジョン・マシソン
[ジャンル] アクション/ドラマ/ファンタジー


キャスト

真田広之
(大石内蔵助)

柴咲コウ (ミカ)

浅野忠信
(吉良上野介)

菊地凛子 (ミヅキ)
赤西仁 (大石主税)
田中泯 (浅野内匠頭)
ケイリー・ヒロユキ・タガワ (将軍綱吉)
國元なつき (大石リク)
羽田昌義 (安野/四十七士)
米本学仁 (芭蕉)
出合正幸 (磯貝)
曽我部洋士 (間)
中嶋しゅう (堀部/四十七士)
山田浩 (原/四十七士)
ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン (カピタン)
ゲディ・ワタナベ (旅芸人)
クライド・クサツ (役人)
ニール・フィングルトン (鎧武者)
伊川東吾 (天狗)



概要

『47RONIN』(47 Ronin)は、2013年公開のファンタジー・アクション映画。日本の「忠臣蔵」をモチーフにしながら、ハリウッド風のファンタジー要素を加えた作品で、主演はキアヌ・リーヴス。共演には真田広之、柴咲コウ、浅野忠信、菊地凛子など日本の実力派俳優が揃う。監督はカール・リンシュで、アクションとCGを駆使した壮大なスケールの作品となった。


ストーリー

江戸時代、浅野内匠頭(田中泯)が治める赤穂藩。ここに、半妖の孤児カイ(キアヌ・リーヴス)が育てられていた。カイは人間と妖の血を引いており、超人的な力を持つが、身分の低さゆえに侍として扱われず、影のような存在だった。彼は浅野の娘ミカ(柴咲コウ)と密かに想い合っていたが、身分の違いから結ばれることは許されなかった。

そんなある日、将軍の主催する儀式で、奸計を巡らせた吉良上野介(浅野忠信)と妖術師ミズキ(菊地凛子)の策略によって、浅野が刃傷事件を起こしてしまう。将軍はこれを「主君殺しの罪」として、浅野に切腹を命じ、赤穂藩は取り潰される。家臣である大石内蔵助(真田広之)たちは散り散りになり、赤穂浪士は主君の仇討ちを果たすべく、再び結集する。

一方、カイは奴隷としてオランダ人に売られるが、過酷な運命を乗り越え、大石と共に復讐の戦いに加わる。浪士たちは再び集まり、妖術を駆使する吉良軍に立ち向かう。カイは自らの妖の力を受け入れ、秘技を駆使しながら戦いに挑む。

壮絶な戦いの末、カイと浪士たちは吉良を討ち取るが、彼らには「無許可の戦闘」の罪が科せられる。将軍は彼らの忠誠心を讃えつつも、武士の掟に従い、浪士全員に切腹を命じる。カイもまた、大石たちと共に誇り高く死を迎えるのだった。

エピソード

忠臣蔵+ファンタジーという異色の組み合わせ
日本の「忠臣蔵」をベースにしながら、妖術やモンスターが登場するオリジナル要素を追加。


キアヌ・リーヴスのキャスティングは最初から決まっていた
監督は「アジアの文化を尊重しながらも、国際的な要素を取り入れるためにキアヌが最適」と考えた。


真田広之の本格アクション
彼は実際に剣術を学び、戦闘シーンではスタントなしで演じた。


日本人キャストの豪華さ
柴咲コウ、浅野忠信、菊地凛子、田中泯、赤西仁と、ハリウッド作品としては異例の日本人キャストが集結。


カイの設定は完全オリジナル
忠臣蔵の話には登場しない「半妖の剣士」として、カイというキャラクターが作られた。


妖術師ミズキのデザイン
菊地凛子演じるミズキは、白蛇の化身という設定で、衣装も蛇をイメージしたものに。


大規模なセットとロケ地
日本の城や寺をモデルにした大規模セットがロンドンに建設され、撮影が行われた。


CGクリーチャーの登場
幻想的なクリーチャーが多く登場し、特に冒頭の「鬼のような獣」は日本の妖怪伝説を参考にデザインされた。


脚本の度重なる修正
当初の脚本ではカイの要素が少なかったが、ハリウッドのプロデューサーが「キアヌの出番を増やすべき」と指示し、再編集された。


忠臣蔵の歴史的要素が薄れた
日本の歴史に詳しい観客からは「もはや忠臣蔵ではない」と批判された。


興行的な大失敗
制作費1億7500万ドルに対し、興行収入は1億5100万ドルと赤字になった。


柴咲コウの英語セリフ
彼女は全てのセリフを英語で演じ、発音指導を受けていた。


衣装デザインが評価された
サターン賞にノミネートされるなど、豪華な衣装は好評だった。


本編からカットされたシーン
もともと3時間近い長さだったが、大幅にカットされ、ストーリーが分かりにくくなった。


日本公開時のマーケティングの混乱
日本では「忠臣蔵」として売り出されたが、内容があまりに違いすぎて、観客の反応は賛否両論。


菊地凛子の演技が評価された
彼女の「妖しく不気味な演技」が、唯一「オリジナル要素として成功していた」と批評された。


『ラスト サムライ』と比較された
日本文化を描いたハリウッド映画として『ラスト サムライ』(2003年)と比較されることが多かったが、リアリティの面で劣ると指摘された。


キアヌは本作を「特別な経験」と語る
彼は「日本文化と武士道精神をリスペクトして作った作品」とコメントしている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました