ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!
Bill & Ted Face the Music
(バハマ・アメリカ 2020)
[製作総指揮] レイ・ボーデロー/コートニー・チェイン/スコット・H・コーエン/パトリック・W・デュガン/スコット・フィッシャー/グラント・ガスリー/ブレント・ガットマン/ウェイレン・リン/ジャクリーン・マハン/クリスチャン・マーキュリー/ベラ・ペイス/R・スコット・リード/マーカス・L・ロジャース/ジョン・ライアン・ジュニア/ウィリアム・サドラー/ジョン・サンティリ/スティーヴン・ソダーバーグ/ステファニー・ワイアー
[製作] アレックス・ウィンター/デヴィッド・ヘリング/スコット・クロフ/アレックス・レボヴィチ/スティーヴ・ポンセ/エド・ソロモン/アシュリー・ウォルドロン/エリオット・グレインジ/デヴィッド・ヒラリー/ジョン・モーゼン/ナンシー・セント・ジョン/マイケル・J・ウラン/ジャネット・ヴォルトゥルノ
[監督] ディーン・パリソット
[原作] クリス・マセソン/エド・ソロモン
[脚本] クリス・マセソン/エド・ソロモン
[撮影] シェリー・ジョンソン
[音楽] マーク・アイシャム
[ジャンル] アドベンチャー/コメディ/ファンタジー
[シリーズ]
ビルとテッドの大冒険(1989)
ビルとテッドの地獄旅行(1991)
ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(2020)
キャスト

キアヌ・リーヴス
(テッド・‘テオドア’・ローガン)
アレックス・ウィンター (ビル・S・プレストン)
クリステン・シャール (ケリー)
サマラ・ウィーヴィング (テオドラ・’ティア’・プレストン)
ブリジット・ランディ・ペイン (ウィルヘルミナ・’ビリー’・ローガン)

ウィリアム・サドラー
(死神)
アンソニー・キャリガン (ロボット(デニス)
エリン・ヘイズ (エリザベス)
ジェイマ・メイズ (ジョアンナ)
ホランド・テイラー (偉大なリーダー)
ジリアン・ベル (テイラー・ウッド医師)
キッド・カディ (本人)
概要
『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』(Bill & Ted Face the Music)は、2020年公開のSFコメディ映画。「ビルとテッド」シリーズの第3作であり、前作から約30年ぶりの続編。監督はディーン・パリソット、主演はキアヌ・リーヴスとアレックス・ウィンター。「伝説の曲を作る」ことで世界を救うはずだったビルとテッドが、未だにその曲を作れていないまま中年になり、未来を救うために奔走するというストーリー。
ストーリー
かつて時空を超えた冒険を繰り広げたビル(アレックス・ウィンター)とテッド(キアヌ・リーヴス)は、現在50代の中年。かつての栄光も色褪せ、バンド「ワイルド・スタリオンズ」も成功せず、地道に小さなギグをこなす日々。伝説の曲を作れば世界が救われるはずだったが、未だにその曲を作ることができず、妻たちとの関係もギクシャクしていた。
ある日、未来からグレートリーダー(ホランド・テイラー)が現れ、「あと77分で宇宙全体が崩壊する」と警告。ビルとテッドは、未来の自分たちが既に曲を完成させているはずだと考え、時空を超えて未来の自分たちから曲を盗もうとする。
しかし、未来に行っても曲は完成しておらず、むしろどんどん状況が悪化。酒浸りになった自分、刑務所でマッチョ化した自分など、想像以上に情けない未来の姿を目の当たりにする。
一方、ビルとテッドの娘であるビリー(ブリジット・ランディ=ペイン)とティア(サマラ・ウィーヴィング)は、父たちを助けるために過去へ行き、歴史上の偉大なミュージシャンたちを集める。モーツァルト、ジミ・ヘンドリックス、ルイ・アームストロング、伝説の太鼓奏者リン・マ、そしてキッド・クディが協力することに。
ついに、世界が崩壊寸前の瞬間、ビルとテッドは気づく。「伝説の曲を作るのは自分たちではなく、みんなの力」。彼らは娘たちと共にバンドを結成し、集まったミュージシャンたちと世界中の人々を巻き込んで演奏。全人類が音楽を通じて一つになったことで、時間と宇宙が修復され、世界が救われる。
そして、ようやく自分たちの使命を果たしたビルとテッドは、穏やかな笑顔を浮かべるのだった。
エピソード
約30年ぶりの続編
前作『ビルとテッドの地獄旅行』(1991年)から29年ぶりの続編であり、キアヌとアレックス・ウィンターの再共演が話題に。
キアヌとウィンターが積極的に企画に関与
二人は20年以上にわたり、続編制作のために動いていた。
脚本は2000年代初頭から構想されていた
しかし、スタジオ側が「ビルとテッドの人気が現代で通用するか?」と懸念し、なかなか制作が進まなかった。
未来のビルとテッドを演じるのに苦戦
キアヌとウィンターは「違う人生を歩んだ自分たち」を演じ分けるために、複数のバージョンのキャラクター作りをした。
監督は『ギャラクシー・クエスト』のディーン・パリソット
SFコメディの名作を手がけた監督が起用され、テンポの良いコメディ演出に。
娘役のキャスティングは慎重に行われた
ビリー役のブリジット・ランディ=ペインと、ティア役のサマラ・ウィーヴィングは、オリジナルのビルとテッドの雰囲気を再現できるよう選ばれた。
デス(死神)役のウィリアム・サドラーが再登場
『ビルとテッドの地獄旅行』の人気キャラ、死神デスが再び登場し、懐かしさを感じさせる演出に。
ジミ・ヘンドリックスとモーツァルトの共演
「ジミヘンがモーツァルトの音楽に感動して参加する」というユニークなシーンが話題に。
キッド・クディが本人役で登場
音楽業界の天才として、ラップと物理学の知識を披露するというネタキャラ的存在に。
キアヌの「ジョン・ウィック風ルックス」にファン騒然
髭を生やしたキアヌに対し、ファンから「ジョン・ウィックがビルとテッドに登場?」という声も。
劇中の「伝説の曲」は実際のミュージシャンが制作
映画用に特別に作られた楽曲で、実際のプロミュージシャンが手掛けた。
コロナ禍で公開延期の危機
2020年の公開予定だったが、コロナの影響で一部の国では配信公開に切り替えられた。
ウィンターは長年俳優を引退していた
アレックス・ウィンターは監督業に転身していたが、久々にビル役でカムバック。
タイムマシンの電話ボックスが再登場
初代から登場する「電話ボックス型タイムマシン」が健在。
サンディエゴ・コミコンでの大盛り上がり
2020年のオンライン・コミコンでは、ファンが「ビルとテッド復活!」と大歓声。
未来の自分と会話するシーンが多い
未来の自分と対話する設定が多く、撮影時はグリーンスクリーンやボディダブルを活用。
「ワイルド・スタリオンズ」のバンドが再結成
ビルとテッドのバンドが、今作でようやく伝説の曲を完成。
ウィンターとキアヌは撮影中に爆笑が絶えなかった
二人の掛け合いがあまりに自然で、NG連発。
シリーズ最終作として制作された
しかし、ファンの熱意次第では続編の可能性も?
エンドクレジットのNGシーンがファンに好評
二人のアドリブや笑いが詰まった特典映像が魅力。
コメント