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[男優] クラーク・ゲーブル Clark Gable 出演作品一覧|プロフィール|エピソード | 風と共に去りぬ

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クラーク・ゲーブル
Clark Gable

1901年2月1日、アメリカ・オハイオ生まれ。
1960年11月16日、カリフォルニア・ハリウッドで死去(心臓発作)。享年59歳。
本名ウィリアム・クラーク・ゲーブル。
愛称ゲイブル・ザ・キング。
放浪生活の後24歳の時ハリウッドへ。
舞台俳優として活躍し、MGMに認められて30歳の時本格的映画デビューを果たす。
「風と共に去りぬ」のレット・バトラー役が有名。
「或る夜の出来事」でアカデミー主演男優賞を受賞。
キャロル・ロンバードと結婚するが、3年後に妻を飛行機事故で失う。
ジョーン・クロフォードと交際。
ロレッタ・ヤングとの間に娘がいる。

今回は、ハリウッド黄金期に「キング・オブ・ハリウッド」の称号を一身に背負い、その野性味あふれる男らしさと不敵な微笑みで全世界を熱狂させた大スター、クラーク・ゲーブルをご紹介します。

彼は、洗練された都会的な二枚目とは一線を画す、タフで情熱的な「本物の男」を体現した俳優でした。『風と共に去りぬ』のレット・バトラー役は、今なお映画史上最も魅力的な男性像の一つとして語り継がれています。銀幕では大胆不敵なヒーローを演じながら、私生活では最愛の妻を失うという悲劇に見舞われ、戦地へ赴くなど、その波乱万丈な人生そのものが一本の壮大な映画のような存在でした。


キング・オブ・ハリウッド。クラーク・ゲーブル、不滅の野性と風格

クラーク・ゲーブルの魅力は、トレードマークの口髭と、自信に満ちた不敵な笑み、そして圧倒的な包容力にあります。

彼は決してスマートに立ち回るだけの男ではなく、泥臭さや力強さを感じさせる「男が惚れる男」でした。彼の仕草一つ、台詞一つが流行を生み出し、当時のアメリカ文化そのものを象徴していました。スタジオ・システムの頂点に立ちながらも、偉ぶることなく現場のスタッフを家族のように愛し、誰からも「キング」と親しまれたその人徳こそが、彼を永遠のアイコンたらしめた理由です。


✦ PROFILE & BACKGROUND

  • 本名:ウィリアム・クラーク・ゲーブル
  • 生涯:1901年2月1日 ~ 1960年11月16日(享年59歳)
  • 出身:アメリカ・オハイオ州カディス
  • 背景:石油掘削作業員や工場労働者などを経て、劇団に入り演技を学びました。1930年にMGMと契約すると、その野性的な魅力で瞬く間にトップスターへ。第二次世界大戦中は空軍に従軍し、爆撃機の機銃手として実戦にも参加しました。
  • 功績:1934年『或る夜の出来事』でアカデミー主演女優賞を受賞。MGMの看板スターとして30年近く君臨し、ハリウッドという場所を「夢の工場」から「神話の舞台」へと昇華させた功労者です。


🏆 主な受賞リスト

賞名部門対象作
1934アカデミー賞主演男優賞或る夜の出来事
1938エド・サリヴァンによる国民投票キング・オブ・ハリウッド称号授与
1960ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム星の授与映画への貢献に対して


1. ラブコメディの金字塔:或る夜の出来事

フランク・キャプラ監督による、スクリューボール・コメディの先駆的作品です。

ゲーブルが演じたのは、失業中の新聞記者ピーター。逃走中の令嬢と出会い、反発しながらも惹かれ合っていく過程を、軽妙なテンポと抜群のユーモアで演じ切りました。

劇中で彼がシャツの下に素肌でいたことから、全米で下着の売上が落ちたという逸話が残るほど、彼の存在感は社会現象となりました。この作品で初のアカデミー主演男優賞を受賞し、彼の人気は不動のものとなりました。

2. 永遠のレット・バトラー:風と共に去りぬ

映画史上最大のスペクタクル巨編であり、ゲーブルの代名詞となった作品です。南北戦争の動乱の中、スカーレット・オハラへの情熱を燃やし続ける現実主義者のレット・バトラーを演じました。

彼の不敵な笑み、力強い抱擁、そしてラストシーンのあまりにも有名な別れの台詞。これらはすべてゲーブルでなければ成立しなかったと言われるほど、原作のイメージを完璧に体現しました。彼こそが真の「キング」であることを全世界に知らしめた、映画史に燦然と輝く傑作です。

3. 勇気と死闘のドラマ:戦艦バウンティ号の叛乱

18世紀に実際に起きた反乱事件を基にした海洋冒険映画です。ゲーブルは、冷酷な艦長ブライに対峙する、正義感の強い一等航海士フレッチャー・クリスチャンを熱演しました。

抑圧に立ち向かう男の気概とリーダーシップを、圧倒的な熱量で表現。それまでの色男的な魅力に加え、重厚な人間ドラマを牽引できる演技派としての顔を確立しました。この作品での演技もアカデミー賞にノミネートされるなど、彼のキャリアにおける重要な転換点となった一作です。


📜 クラーク・ゲーブルを巡る珠玉のエピソード集

1. 「キング」というあだ名の由来

1938年、コラムニストのエド・サリヴァンが行った国民投票で、圧倒的な票数を得て「キング」に選ばれました。彼は照れ屋だったので、この称号で呼ばれると少し恥ずかしがったそうですが、その後の振る舞いやキャリアの重みによって、名実ともにハリウッドの王として定着しました。

2. シャツを脱いで市場を変えた男

『或る夜の出来事』の着替えのシーンで、彼はアンダーシャツを着ていませんでした。これを見た男性たちが「シャツを着ない方がワイルドで格好いい」と真似をしたため、全米の下着メーカーから苦情が来たという伝説があります。たった一人の俳優の仕草が経済を動かした、象徴的なエピソードです。

3. ヒトラーが最も恐れ、求めた男

第二次世界大戦中、アドルフ・ヒトラーはゲーブルの大ファンであり、同時に彼を捕らえることに執着していました。ヒトラーはゲーブルを無傷で連行した者に多額の賞金をかけると宣言していましたが、ゲーブルはそんな脅威を物ともせず、爆撃機に乗って危険な任務を何度も遂行しました。

4. スタッフを重んじる気さくな王

「キング」と呼ばれながらも、彼は現場の裏方スタッフたちと食事をし、野球に興じるような気さくな性格でした。撮影所では誰に対しても平等に接し、自分の特権をひけらかすことを嫌いました。その誠実な人柄が、多くの映画人から彼が「真のキング」と慕われた最大の理由でした。

5. 遺作となった『荒馬と女』での闘い

1960年、マリリン・モンローと共演した『荒馬と女』が彼の遺作となりました。過酷なロケ地で、老いを感じさせないパワフルな演技を披露しましたが、クランクアップの直後に心臓発作で急逝。彼が最後まで「現役のスター」として全力を出し切った姿は、映画界に深い感動と衝撃を与えました。


🎭 トップスター同士の華麗なる恋愛遍歴

1. キャロル・ロンバード:生涯最愛の「ソウルメイト」

1939年、当時絶大な人気を誇ったコメディ女優キャロル・ロンバードと結婚。トップスター同士の理想的な夫婦として「ハリウッドで最も幸せな二人」と呼ばれました。しかし、1942年に彼女が戦時中の任務中に飛行機事故で急逝。ゲーブルの絶望は深く、彼女の死をきっかけに自ら空軍へ志願しました。晩年に再婚した後も、心の中には常にキャロルがおり、亡くなった後は本人の遺言通り、彼女の隣に埋葬されました。

2. ジョーン・クロフォード:20年以上続いた「危険な情熱」

1930年代初頭、共にMGMの看板スターだった二人は、複数の共演作を通じて激しい恋に落ちました。あまりの熱愛ぶりに、スキャンダルを恐れたスタジオのトップ、ルイ・B・メイヤーが仲を引き裂こうと介入したほどでした。しかし二人の関係は形を変えながら、ゲーブルが亡くなるまで20年以上にわたって続き、クロフォードは後に「彼は私の人生で最も愛した男性の一人」と語っています。

3. ロレッタ・ヤングとの「隠された秘密」

1935年の『野性の叫び』で共演したトップ女優ロレッタ・ヤングとの間には、極秘の交際がありました。当時二人の間には子供が授かりましたが、当時の厳しい倫理観から公表できず、ロレッタは娘を一度孤児院に預けた後、自分で「養子」として引き取るという壮絶な手段で守り抜きました。この事実は、ゲーブルの死後数十年経ってから娘のジュディ・ルイスによって公にされました。

4. グレース・ケリー:アフリカでの「ロケーション・ロマンス」

1953年の『モガンボ』撮影中、若き日のグレース・ケリーと恋に落ちました。28歳という年齢差がありましたが、アフリカの過酷なロケ地で二人は急接近。しかし、グレースの母親が二人の仲を心配して現地へ乗り込んできたことにゲーブルが困惑し、撮影終了と共にこの短い恋は幕を閉じました。


📝 まとめ:荒野を駆け抜けた、永遠のヒーロー

クラーク・ゲーブルは、ハリウッドが最もパワフルだった時代を、その強靭な生命力で牽引した俳優でした。

彼の演じた役柄には、常に「自分に嘘をつかない」という男の矜持が流れていました。たとえ時代が変わっても、彼の不敵な微笑みと、大切なものを守るための力強い眼差しは、私たちが求める「理想の男らしさ」の原点として、これからもスクリーンの中で輝き続けるでしょう。




[出演作品]

1924   23歳

禁断の楽園  Forbidden Paradise

1925   24歳


1931   30歳


暗黒街に踊る  Dance, Fools, Dance
無冠の帝王  The Finger Points
秘密の6  The Secret Six
笑う罪人  Laughing Sinners
自由の魂  A Free Soul
夜の看護婦  Night Nurse
男性の血潮  Sporting Blood


蜃気楼の女  Possessed


1932   31歳

地獄のサーカス  Polly of the Circus
紅塵  Red Dust


心の青空  No Man of Her Own

1933   32歳

ホワイト・シスター  The White Sister
春の火遊び  Hold Your Man
夜間飛行  Night Flight

1934   33歳

或る夜の出来事  It Happened One Night

白衣の騎士  Men in White


私のダイナ  Chained


1935   34歳

或る夜の特ダネ  After Office Hours
支那海  China Seas



1936   35歳


桑港〈サンフランシスコ〉  San Francisco


スタアと選手  Cain and Mabel
空駆ける恋  Love on the Run

1937   36歳

恋の挽歌  Parnell
サラトガ  Saratoga

1938   37歳



1939   38歳

風と共に去りぬ  Gone with the Wind

1940   39歳

ブーム・タウン  Boom Town

1941   40歳


1945   44歳


1947   46歳

自信売ります  The Hucksters

1948   47歳

帰郷  Homecoming


1950   49歳

スピード王  To Please a Lady
僕は御免だ  But Not for Me

1951   50歳


1952   51歳

栄光の星の下に  Lone Star

1953   52歳

哀愁のロシア  Never Let Me Go
モガンボ  Mogambo


1954   53歳

叛逆者  Betrayed

1955   54歳

一獲千金を夢見る男  Soldier of Fortune
たくましき男たち  The Tall Men

1956   55歳

ながれ者  The King and Four Queens

1957   56歳

南部の反逆者  Band of Angels

1958   57歳



1959   58歳

僕は御免だ  But Not for Me

1960   59歳


1961   60歳

荒馬と女  The Misfits

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