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[男優] ジョン・バリモア John Barrymore

男優

ジョン・バリモア
John Barrymore

1882年2月14日、アメリカ・ペンシルヴァニア・フィラデルフィア生まれ。
1942年5月29日、アメリカ・カリフォルニア・ロサンゼルスで死去(肝硬変・肺炎)。享年60歳。
本名ジョン・シドニー・ブライス。
30歳の時端役でスクリーン・デビュー。
ハリウッド創生期の伝説の名優。
ドリュー・バリモアの祖父。


ジョン・バリモアは、アメリカの俳優で、20世紀初頭の舞台と映画で活躍した。彼はバリモア家の一員であり、芸能一家に生まれた。彼の兄弟には兄ライオネル・バリモアと姉エセル・バリモアがいる。ジョン・バリモアはその美貌と演技力で「偉大なるプロフィール(偉大な横顔)」と称され、特にシェイクスピアの『ハムレット』での演技で高く評価された。

バリモアは最初、父親と同様に舞台俳優として活動を始めた。1910年代にはブロードウェイで成功を収め、1913年にはシェイクスピアの『リチャード三世』で名声を確立した。彼はその後、映画に進出し、1920年代にはハリウッドで大スターとなった。『ドン・ファン』などで主役を演じ、その存在感と演技力が広く認められた。

サイレント映画からトーキー映画への移行期にも成功を収め、特に1930年代には『グランド・ホテル』(1932年)などの映画で名演技を披露した。しかし、彼のプライベートではアルコール依存症が問題となり、キャリア後半には健康が悪化し、仕事にも影響を与えた。

バリモアは3度結婚しており、彼のロマンチックな関係や私生活は常にメディアの注目を集めた。彼は非常に社交的な人物であり、その豪華なライフスタイルと派手なパーティーで知られていたが、彼のアルコール依存症は最終的に彼のキャリアと健康を破滅させた。

晩年には経済的にも健康的にも困難な時期を迎え、彼は1942年に60歳で亡くなった。彼の死後も、その演技力とカリスマ性は伝説として語り継がれている。バリモアは「偉大なるプロフィール」として、映画史と舞台史における重要な存在であり続けている。



[出演作品]

1912   30歳


THE WIDOW CASEY’S RETURN
A PRIZE PACKAGE

1920   38歳

狂へる悪魔     Dr. Jelyll and Mr. Hyde

1922   40歳

名探偵シャーロック・ホームズ     Sherlock Holmes

1924   42歳

ボー・ブラムメル     Beau Brummel

1926   44歳

海の野獣     The Sea Beast
ドン・ファン     DonJuan

1927   45歳

マノン・レスコウ     When a Man Loves / Manon Lescaut
我若し王者なりせば     The Beloved Rogue

1928   46歳

テンペスト     Tempest

1929   47歳

山の王者     Eternal Love

1930   48歳

海の巨人     Moby Dick

1931   49歳

悪魔スヴェンガリ Svengali
狂へる天才     The Mad Genius

1932   50歳

アルセーヌ・ルパン      Arséne Lupin
グランド・ホテル     Grand Hotel


地方検事     State’s Attorney
愛の嗚咽     A Bill of Divorcement

1933   51歳

ハムレット     Hamlet, Act I: Scenes IV and V
トパーズ     Topaze
維納の再会     Reunion in Vienna
晩餐八時     Dinner at Eight
夜間飛行     Night Flight
巨人登場     Counsellor at Law

1934   52歳

特急二十世紀     Twentieth Century

1936   54歳

ロミオとジュリエット     Romeo and Juliet

1937   55歳

ミッドナイト     Midnight

1941   59歳

ハリウッド・スパイ騒動     World Premiere

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