007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
No Time to Die
(イギリス・アメリカ 2021)
[製作総指揮] クリス・ブリガム
[製作] パー・ヘンリー・ボルチ/バーバラ・ブロッコリ/ダニエル・クレイグ/ジョン・グダムンドソン/アンドリュー・ノアクス/デヴィッド・ポープ/エンツォ・システィ/ナタリー・トンプソン/グレッグ・ウィルソン/マイケル・G・ウィルソン
[監督] キャリー・ジョージ・フクナガ
[原作] イアン・フレミング/ニール・パーヴィス/ロバート・ウェイド/キャリー・ジョージ・フクナガ
[脚本] ニール・パーヴィス/ロバート・ウェイド/ジョン・ローガン/ジェズ・バターワース
[撮影] ライナス・サンドグレン
[音楽] ハンス・ジマー
[ジャンル] アクション/アドベンチャー/ミステリー
[シリーズ]
ドクター・ノオ(1962) ショーン・コネリー
007/ロシアより愛をこめて(1963) ショーン・コネリー
007/ゴールドフィンガー(1964) ショーン・コネリー
007/サンダーボール作戦(1965) ショーン・コネリー
007は二度死ぬ(1967) ショーン・コネリー
女王陛下の007(1969) ジョージ・レーゼンビー
007/ダイヤモンドは永遠に(1971) ショーン・コネリー
007/死ぬのは奴らだ(1973) ロジャー・ムーア
007/黄金銃を持つ男(1974) ロジャー・ムーア
007/私を愛したスパイ(1977) ロジャー・ムーア
007/ムーンレイカー(1979) ロジャー・ムーア
007/ユア・アイズ・オンリー(1981) ロジャー・ムーア
ネバーセイ・ネバーアゲイン(1983) ショーン・コネリー
007/オクトパシー(1983) ロジャー・ムーア
007/美しき獲物たち(1985) ロジャー・ムーア
007/リビング・デイライツ(1987) ティモシー・ダルトン
007/消されたライセンス(1989) ティモシー・ダルトン
ゴールデンアイ(1995) ピアース・ブロスナン
トゥモロー・ネバー・ダイ(1997) ピアース・ブロスナン
ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999) ピアース・ブロスナン
007/ダイ・アナザー・デイ(2002) ピアース・ブロスナン
007/カジノ・ロワイヤル(2006) ダニエル・クレイグ
007/慰めの報酬(2008) ダニエル・クレイグ
007/スカイフォール(2012) ダニエル・クレイグ
007/スペクター(2015) ダニエル・クレイグ
007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2021) ダニエル・クレイグ
[受賞]
アカデミー賞主題歌賞(ビリー・アイリッシュ「No Time to Die」)
ゴールデングローブ賞主題歌賞(ビリー・アイリッシュ「No Time to Die」)
英国アカデミー賞編集賞
キャスト
![](https://c-oboegaki.com/wp-content/uploads/2025/01/daniel_craig.jpg)
ダニエル・クレイグ
(ジェームズ・ボンド)
レア・セドゥ (マドレーヌ)
ラミ・マレック (リュツィファー・サフィン)
ラシャーナ・リンチ (ノミ)
![](https://c-oboegaki.com/wp-content/uploads/2024/12/ralph_fiennes.jpg)
レイフ・ファインズ
(M)
ベン・ウィショー (Q)
ナオミ・ハリス (マネーペニー)
ロリー・キニア (ビル・タナー)
ジェフリー・ライト (フェリックス・ライター)
ビリー・マグヌッセン (ローガン・アッシュ)
クリストフ・ヴァルツ (ブロフェルド)
デヴィッド・デンシック (ヴァルド・オブルチェフ)
アナ・デ・アルマス (パロマ)
ダリ・ベンスラ (プリモ)
概要
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(No Time to Die)は、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じるシリーズ25作目にして最後の作品。キャリー・ジョージ・フクナガが監督を務め、ジェームズ・ボンドの壮絶な最終章を描く。愛する人を守るために最後の任務に挑むボンドの姿を軸に、過去作とのつながりを感じさせる物語が展開する。ボンドの感情面がより掘り下げられた作品として注目を集めた。
ストーリー
引退生活を送っていたジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、ジャマイカで静かな日々を過ごしていた。だが、CIAの旧友フェリックス・ライター(ジェフリー・ライト)から助けを求められ、危険な任務に復帰することになる。
今回の敵は、危険なバイオテクノロジー「ヘラクレス計画」を利用し、人類を破壊しようとする謎のテロリスト、リューツィファー・サフィン(ラミ・マレック)。ボンドは元恋人マドレーヌ・スワン(レア・セドゥ)との再会を果たし、彼女が自身の過去と深く関わっていることを知る。
サフィンの陰謀を追う中で、ボンドは新たな「007」であるノーミ(ラシャーナ・リンチ)やQ(ベン・ウィショー)、マネーペニー(ナオミ・ハリス)らMI6の仲間たちと協力する。さらに、CIAエージェントのパロマ(アナ・デ・アルマス)も登場し、物語はスリリングな展開を迎える。
サフィンの基地での決戦では、ボンドは大きな犠牲を払いながらも、世界を救うために最後の選択をすることになる。物語は、ボンドというキャラクターの人生を締めくくる感動的なラストシーンで幕を閉じる。
エピソード
ニエル・クレイグの最終作
クレイグにとって最後のボンド役であり、撮影現場では涙ぐむ瞬間もあったという。
初のアメリカ人監督
キャリー・ジョージ・フクナガはシリーズ初のアメリカ人監督として、独自の視点で物語に深みを加えた。
ビリー・アイリッシュの主題歌
当時18歳だったビリー・アイリッシュが歌う主題歌「No Time to Die」は、シリーズの中でも最も若いアーティストによるもの。
ラミ・マレックの悪役
『ボヘミアン・ラプソディ』で評価されたマレックが演じるサフィンは、不気味で冷酷なヴィランとして強烈な印象を残した。
パロマ役のアナ・デ・アルマス
短い出演時間ながらも強烈な存在感を放つパロマは、観客から絶賛された。
アクションシーンの撮影
イタリアのマテーラで撮影された冒頭のカーアクションは、シリーズ屈指のスリリングなシーンとして高く評価された。
ヘラクレス計画のリアルさ
バイオテクノロジーを利用した陰謀は、現代社会の不安を反映したテーマとして観客に衝撃を与えた。
ロケーションの多様性
ジャマイカ、イタリア、ノルウェー、スコットランド、ロンドンなど多彩な場所で撮影され、映画に壮大なスケール感を加えた。
長尺映画
2時間43分の上映時間はシリーズ最長だが、その分ボンドの人間性が丁寧に描かれている。
製作の遅延
撮影の遅れやパンデミックによる公開延期があり、ファンの間で大きな話題となった。
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