ゴダールのマリア
Je vous salue, Marie
(フランス・スイス・イギリス 1985)
[監督] ジャン・リュック・ゴダール
[脚本] ジャン・リュック・ゴダール
[撮影] ジャン・ベルナール・ムヌー
[音楽] フランソワ・ミュジー
[ジャンル] ドラマ
[シリーズ] マリアの本(1984)
[受賞] ベルリン国際映画祭 オットー・ディベリアス賞/名誉賞
ミリアム・ルーセル (マリー)
ティエリー・ロード (ヨーゼフ)
フィリップ・ラコスト (ガブリエル)
ジュリエット・ビノシュ (ジュリエット)
「ゴダールのマリア (Je vous salue, Marie)」は、ジャン=リュック・ゴダール監督による現代版の聖母マリアの物語で、聖書の受胎告知を大胆に再解釈している。現代社会に生きる若い女性マリアは、普通の生活を送っていたが、突然天使ガブリエルから神の子を身ごもるという神聖な使命を告げられる。彼女は驚きと混乱の中で、恋人ジョゼフとの関係や自分の信仰、運命に向き合いながら、妊娠と神秘的な出来事に葛藤する。映画は、肉体と精神、信仰と現実の間で揺れ動く人間の複雑な感情を描き、ゴダールらしい哲学的なテーマと詩的な映像が特徴の作品である。
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