[女優]　ダイアン・キートン　Diane Keaton

ダイアン・キートン
Diane Keaton

1946年1月5日、アメリカ・カリフォルニア・ロサンゼルス生まれ。
本名ダイアン・ホール。
舞台で活躍後、24歳の時映画界へ。
ウディ・アレン、ウォーレン・ベイティ、アル・パチーノらと交際。
監督も手がける。

ダイアン・キートンは、アメリカの女優、プロデューサー、監督で、50年以上にわたり映画界で活躍する多才な存在だ。そのナチュラルな演技スタイル、ユーモアセンス、独特のファッションセンスで知られており、「ゴッドファーザー」シリーズや「アニー・ホール」をはじめとする多くの名作で重要な役割を果たしている。

ダイアン・キートンはカリフォルニア州ロサンゼルスで生まれ育ち、若い頃から演劇に興味を持った。サンタアナ大学で演技を学び、その後ニューヨークに移ってネイバーフッド・プレイハウスで演劇の訓練を受けた。

彼女の最初の大きな舞台は、1968年のブロードウェイミュージカル「ヘアー」での出演で、この時から注目を集め始める。その後、1970年にウディ・アレンの舞台作品「ボギー！俺も男だ」に出演し、これが彼女の映画デビューのきっかけとなる。

キートンの演技は、自然体でリアリスティックなアプローチが特徴。特に、ユーモアと感情を絶妙に融合させたスタイルで観客を引き込む力がある。彼女のキャラクターは、しばしば知的でユーモラス、または複雑な内面を持つ女性として描かれる。

「アニー・ホール」で見せたメンズライクなファッションは、当時の女性のスタイルに革命を起こした。ネクタイ、ベスト、ワイドパンツ、帽子など、ボーイッシュながらエレガントなスタイルはキートンの象徴となり、ファッション界にも多大な影響を与えた。

キートンはウディ・アレンやアル・パチーノ、ウォーレン・ベイティといったハリウッドの大物との交際が知られているが、結婚はしていない。彼女は独立した女性としての生き方を貫いており、この点が多くの女性に支持されている。

彼女は50代で2人の子供を養子に迎え、シングルマザーとして育てた。この経験は彼女の人生観や演技にも影響を与えたとされる。

また、彼女は建築とインテリアデザインに深い関心を持ち、複数の家をリノベーションして出版物でも紹介している。

彼女の本名はダイアン・ホール。「アニー・ホール」の役名と同じだが、すでに同名の俳優がいたため「キートン」に変更した。

キートンは監督としても手腕を発揮し、映画やドキュメンタリーの制作にも関わっている。また写真家としても活動し、いくつかの写真集を出版している。

[出演作品]